「思い立ったが吉日」という言葉が好きです。何をするにも「やりたい」と思ったタイミングで動き始めることにしています。
いくつか例を挙げてみます。すべて自分だけで完結する小さな行動ばかりです。
・引っ越し先でもキックボクシングジムに通おうと決めたら、すぐジムを探して体験予約を入れる
・ポールダンスに挑戦したいと思ったら、すぐスタジオを探して体験予約を入れる
・会社のスタッフに「これは伝えなくては」と思うことがあれば、すぐメッセージを入れる
・「この人と会いたいな」と思い浮かんだら、すぐランチに誘うメッセージを入れる
・「ベトナムに行きたい」と思ったら、すぐエクスペディアにアクセスし、飛行機と宿を手配する
・書きたいなと思うテーマがあれば、すぐメモに残したり、時間があれば文章にしたりする
・「一の腕サロン」というサロンを立ち上げたいと思ったら、まずはWebサイト制作だと思い立ち、良さそうな制作会社を探してすぐ問い合わせる
こんなふうに、思いついたらすぐ行動することがくせになっています。「すぐ動く」のは合理的な理由からです。
すぐ動くと、頭と心がその対象に向いているので、意識も情熱も存分に注ぎ込むことができます。
言い換えると、集中力も熱意も気力もあり余るほどあるので、物事を効率的に進めていけるんです。
一方、「すぐやる」の逆ともいえる「後でやる」となると、状況は一変しています。
やりたいと思ったことに対する気持ちが萎んでいたり、他の「やるべきこと」で忙しくしていて気持ちに余裕がなくなっていたり。結果、なかなか手を出せないまま、時が過ぎていく。
あくまで私の場合ですが、そうなると「もう一生やらないこと」のひとつになっている、と言っても言い過ぎではないくらいです。
何かを「やりたい」と強く思うことは、主体的に生きようとする、自ら人生を切り拓いていこうとすることの表れでもあります。
そんな機会はそう多くはないと思っています。だからこそ、思い立ったら即動く。熱の冷めないうちに。些細なことでもいいので、種まきをしておく。
「失敗しても死にはしない」「失敗は話のネタになる」
そう考えているので、これからも自分の中にメラメラと立ち上った熱気を無駄にすることなく、「すぐやる」を徹底したいと思っています。
Text / Sonoko Ikeda