「1本のハンガーに対し、かける服は1枚」。こんな固定観念をつい最近まで持っていました。
だから、服を買い足したり、よそ行き服を洗濯して室内干ししたりするタイミングで、「ハンガーが足りない」事態になっていたんです。
でも、ハンガーの使い方にそんな決まりごとはないのだと、ある人との「生活よもやま話」で気づかされました。
先日配信した自身のPodcast「しゅしさんに聞く「衣服」の話【前編】 – 日常はもっと楽しくなる」の中で語られているので、よろしければ聴いてください。
福岡市中央区今泉にある古着店「きまぐれや」オーナー「しゅし」さんをゲストに迎え、衣食住に関するお話を3部に分けて聞いた内容です。
衣服の回で、クローゼット収納について話が及んだとき、しゅしさんは1本のハンガーに薄手の服を複数枚かけていると話していました。
そこで私もはっとしたんです。
とくに、きまぐれやで購入した化繊の長袖ブラウスは、1本のハンガーにまとめてかけても何の問題もないだろう、と。
というのも、とても軽く、シワにならない素材だから。
帰宅してすぐ、3枚別々にかけていたブラウスを1本のハンガーにまとめました。するとハンガー2本が浮くことに。
自由に使えるようになった2本のハンガーはクローゼットの端にかけ、服が増えたときや洗濯物を干すときに使うことにしました。
クローゼット内も少しすっきり。衣服をタイトに収納でき、余白となるスペースも生まれます。
2018年から使っているハンガーは「MAWA」で、自身のアパレルブランドを立ち上げた方からおすすめされたもの。
長年に渡って「こうでないと」と固定化されてしまった思い込み。誰かとの対話で気づくもよし、自力で気づくもよし。
生活をより良くし続けていきたいので、柔軟な頭を持っていたいなと思います。
Text / Sonoko Ikeda