珈琲焙煎所でドリップバッグも買う理由

会社のメンバー・ゆりてんがこんなポストをしていました。

分かるような気がします。いただきものを処分するときは、くれた人のことを考えると「申し訳ない」気持ちになりますから。

だからこそ、私も「残るモノ」は基本的に渡さないようにしています。

ささやかな手土産の一例として重宝しているのがコーヒーのドリップバッグです。

コーヒーを日常的に飲む人であれば、たいていすぐ消費してくれるモノだから。

かさばらず、持ち運びやすく、どこかへ泊まるときに持って行ってくれることもあるでしょう。

ティーバッグはあるけれど、コーヒーは置いていないホテルや旅館は案外少なくありません。

私も出張先・旅先には必ずドリップバッグを持って行きます。

コーヒーを飲みたくなれば、近くのコンビニで買えばいいのでしょうが、外に出るのが面倒くさいとき、すぐに飲みたいときにドリップバッグがひとつあれば助かります。

そんなわけで、プチギフトとしてドリップバッグを適量ストックしています。

買う先は近所のコーヒー焙煎所。自宅用のコーヒーを買って粉に挽いてもらうついでに、人へ渡す用としてドリップバッグを数個買っておくのです。

ドリップバッグは薄いので、郵便物に同封することもできます。

誰かに書類などを送るとき、ドリップバッグと「近所の美味しい珈琲店のです。休憩時間にどうぞ」といったメモを1枚添えることも。

コーヒー好きな人には喜ばれますし、1袋200〜300円程度で買えるので、相手に気を遣わせることもありません。

近所の応援したいコーヒー店をささやかながら応援することにもつながっています。

受け取り手がコーヒーの味や香りを気に入ったら、自らECで購入というふうに発展していくかもしれません。

互いに負担のない小さな贈り物、そして、ローカルな経済にやさしい選択を続けていきます。

Text / Sonoko Ikeda

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