「サブスクはまず1ヶ月だけ契約する、たとえ割高であっても」。そんなマイルールを設けました。
というのも、年間契約だと月額料金が安くなったり、特典がついたりと、1ヶ月単位での契約よりおトク感があることの方が多いですが、1年はそこそこ長い期間です。
途中で関心がなくなったり、考えが変わったり、優先順位が変わったり、使わなくなったりすることも。
私の場合、今年1月に契約した家でできる某セルフ整体系サブスクがその一例です。
最初はやる気に満ちて取り組んでいたものの、もったいないことにまったく使わなくなってしまいました。
理由は身体づくりに関する考え方が変わったからです。当時はジムに通うのはやめて、家でそのサブスク1本でボディケアをしようと考えていました。
しかし、やっぱりジムでの筋トレは必要だし継続しようと考えを改め、そのサブスクをほとんど使わなくなってしまったのです。
違約金が若干発生してもいいので解約したくても、妊娠証明書がなければ解約できないらしく、ひとまずは12月いっぱいまで契約は続きます。
年間購読した、書店では販売されていない某雑誌も同様でした。
1年はとることにしようと一括払いしたものの、途中でそれを丸1年とらなくても、本で学べたのではないか? と思い至りました。
読みたい意欲も最初の頃と比べて薄れています。毎月払いという選択肢があったので、それにすれば良かったです。
いずれのケースも、年間契約限定の特典に惹かれたこと、年間契約の金額が払える程度であったことが、契約の後押しとなりました。
最初に豪華特典がもらえるという要素は、コウダプロ社長・幸田さんに教えてもらって読んでいる行動経済学・社会心理学の名著『影響力の武器[新版]:人を動かす七つの原理』で解説されている、ビジネスにも返報性の法則が応用できることと、ほんの少し関連している気がします。
本書を読み切った後は、購買行動を取るときに熟慮し、「これは『影響力の武器』の第◯章にあったアレを使った仕掛けだね。ふふふ」 と自分自身と対話し、仕掛けにハマる人から脱却していたいです。
(ちょっといやな人かもしれませんが、マーケティングの罠に対する自己防衛は一定必要だと考えています)
そんな私は2週間前、Jリーグを観戦する目的で「DAZN」を契約しました。3月1日にNetflixの契約はやめましたが、今度はDAZNです。
福岡・飯塚高校の広報業務を一部お手伝いして約8ヶ月。飯塚高校は全国大会に2年連続で出場するサッカー強豪校で、独自の哲学やメソッドを持つユニークな監督とコミュニケーションを取るうちに、サッカーへの興味が膨らんでいったんです。
悲しいことに、DAZNでは飯塚高校サッカー部及び高校サッカーの試合は見られませんが、飯塚高校卒業生でJリーガーになった選手たちの活躍は見られます。
高校サッカーや指導者というカテゴリから始まったサッカーへの関心は、今やJリーグ、サッカーという競技そのものにも広がり、頭と心に新たな刺激がもたらされていて、いい傾向だと思います。
ただ、DAZNは慎重に1ヶ月単位での契約にしました。そして、DAZNは動画系サブスクの中でも高額で、DAZN本体で契約するとスタンダードプランが4,200円。
より安価に契約できないかと、月額3,480円の「DMM × DAZNホーダイ」を契約しました。
それでもNetflixの2倍以上ですから高いなと思うものの、実況・解説付きで、現地のいい席で試合を見るよりは安いので、2ヶ月目以降もしばらくは契約を続けそうです。
DAZNは『影響力の武器』でいうと、どの戦略が複合的に使われているのでしょうか。そんなことを考えるのも楽しいですが、読むのに時間を要する本。学びになります。
Text / Sonoko Ikeda