自分で横髪を切って得た気づき。

人の行動の多くは思い込みから成り立っている、と考えています。

思い込みの枠を取っ払い、別の方法を試してみて、うまくいけばラッキー。そうも思っています。

たとえば「髪の毛を切るために美容院に行く」という行動も、私の思い込みからくるものでしょう。

もちろん、全体をきれいに調整してもらうには、カット技術を持つプロに対応してもらうべく、美容院に行く必要があるとは考えています。

ただ「“今すぐ”長さをわずかに変えたいとなったら、自分でやってしまえばいい」といった思いが生まれ、週末に前髪 兼 横髪を自分で切ったのです。

ショートヘアを維持するため3〜4週間に一度は美容院に行きますが、前回から2週間も経たないのに、髪型がアンバランスに見えていました。

「横髪をもっと短くして、耳かけしたときにすっきり見せたい」「横髪を2cm切るためだけに美容院に行くのもなあ……」

その発想は直後「今、自分で切れば解決じゃない?」に進化しました。

洗面所の鏡に対し、顔を斜め45度くらいにして、横髪を引き伸ばしながら2cmほどカット。次第に鏡も見ずに「これくらいだろう」とざっくり加減で切り進めました。

その日の夜、パートナーと外食に出かける道すがら、告白します。

sono「私、今日髪切ったよ」
パートナー「あれ、そうなの?(いつの間に美容院に?)」
sono「自分で切ったのよ」
パートナー「こわっ(笑)」

彼の「こわっ(笑)」は「面白いことするな(笑)」の意味なので、「こわっ(笑)」を聞くとうれしいです。

「見て、見て」と切った横髪を見せると、素人が切った感じはないとのこと。客観的に見ても、2cm程度地味にカットする程度では、別に変でもなんでもないようでした。

今回は突発的に、バランスを整えたくて自力で解決という手法をとりましたが、これからも基本は月1の美容院頼みです。

ただ、思い込みを取り外して、いざ行動に移してみたのは正解でした。

これからも「これは思い込みではないか」の視点を忘れずにいたいところです。

Text / Sonoko Ikeda