私たちカップルは「余計なノイズのない環境下で熟睡したい」派ゆえ、寝るのは別々の部屋ですが、お風呂は一緒に入っています。
同じマンション内に各自部屋を借りていて、パートナーの部屋で夕食後に入浴を済ませたら、私は「8歩先」にある自宅に戻って仕事再開。
彼の夜間待機や出張時は別々に入浴するため、一緒のお風呂はならすと週4〜5回くらいです。
昔は一緒に入浴する夫婦やカップルの話を聞いて「えらいラブラブなんですね」と、なぜかこちらが気恥ずかしくなっていたのを思い出します(ラブラブって言い方、死語かも?)。
しかし、自分が当事者になると、ラブラブというよりサウナ友達的な感じですが、仲は良いなと思います。
アホ話で盛り上がったり、無言でいる時間も気にならなかったりする親友的でもあります。
ふたりで湯船に浸かってなんてことのない話をする時間はいいものです。
話すのは9割以上がどうでもいい内容ですが、さすがにときには真面目な話をすることもあります。
温かい湯に浸かって心身がリラックスしてゆるんだ状態だと、本音も出てきやすいと感じます。
一通り湯船に浸かったあとは、彼が私の頭を洗ってくれます。
美容師ではありませんが、昔から「その子さんの頭、洗うよ」と申し出てくれて、美容師さん並みの上手なシャンプーをしてくれるのです。
どうでもいいおしゃべりと爆笑、地肌〜髪の毛のすっきり爽快感。この3つを獲得できるいい時間です。
入浴後に落ち着いたあとは別行動となるので、ともにお風呂に入るというのは、顔と顔を合わせて話す貴重な機会になっています。
睡眠と入浴。考えが合う相手で運が良かったです。
パートナーとのコミュニケーション量が減っている、増やしたいと思ったとき、お風呂はなかなかに有効だと思います。
(水道・光熱費の節約にもなりますよ。大事!)
Text / 池田園子