小さな「やりたい」はすぐ叶える – ボディビル大会観戦の話。

「今やりたい、観たい、聴きたい、読みたい」というWantが発生したら、できる限り「すぐ行動する」ことにしています。

例外もありますが。たとえば「チェコに行きたい。で、現地在住の某おねえさんに案内してもらいたい。モラヴィアの大草原も見にいきたい」というWantがあります。

かなりの距離があったり、時間がかかったり、仕事の都合をつけねばいけなかったりと、「抱えるモノが多い」今の私にはすぐには叶えられないWantです。

1年後にはやや身軽になって、叶えられる状態にしておきたいかな、という感覚です。

こういった(現時点では)規模感の大きいWantを除き、身近なところで行動できて、サクサクと「完了」していけるWantはすぐ手を出します。

そんなWantのひとつが、ボディビル・フィットネス関連の大会を観にいくことでした。

これらの競技に挑戦する選手たちのYouTubeをいくつか視聴していること、自分もゆるいながらもトレーニングをしていることもあり、自らの肉体を理想どおりに作り上げる人々にリスペクトの念があり、一度は生で観たいなと思っていたのです。

7月下旬、抱えていた大変な仕事が“一旦”ひと段落ついたこともあり、直近で観に行ける「関西ボディビル選手権大会・京都府ボディビル選手権大会」のチケットを取りました。

そして日曜日、京都駅から南方向にある竹田駅という馴染みのない駅で降り、会場(京都パルスプラザ)まで足を運んだのです。

華やかで声援が飛び交う賑やかな会場は、これまでに観てきた競技とはまた異なる雰囲気がありました。

ボディビル・フィットネス競技素人の拙い感想を残しておきます。

・本番は自らを極限まで追い込んだ選手たちが美しい肉体をお披露目する場
・肉体づくりは芸術、アートの域である
・選考を経て上位に進んでいったボディビル選手たちの60秒フリーポーズの「表現」にはダンス的な要素を感じる
・ステージ上に立っているとき、じっとしているタイミングでも気を抜けず、体力を消費していそう
・上位の審査となると、やはり一定程度身長があったり、常時笑顔が印象的だったりと、何かしら際立つところがある「この人だろうな」と素人でも予想できる選手がチャンピオンになる

ある女性ボディビルダーには「ママ、がんばってー!」とお子さんからの声援も飛んでいました。

年齢や経験に関係なく、人は目標に挑んで「なりたい」を実現できることを示しているようでした。素敵な在り方だと思います。

大会は一部・二部とあり、一部を約2時間観て満足したので、その後は施設内の洋食店で昼食をとり、付近にあるエニタイムでトレーニングをして帰宅。

大会以外はなんとも地味な過ごし方です。

帰りながら「身近な人が出場していて、声援・盛り上げるために駆けつける」という動機があれば、より楽しいだろうなあといった発想が生まれました。

トレーニングはしても、食事を制限したくない・体重コントロールをしたくない・長期の自制は不可能な私が大会を目標とすることはないので、周りの友人知人が出場するとなったときは喜んで駆けつけるつもりです。

声援は任せて( #プロレスや相撲で慣れている )。

Text / 池田園子