気づけば10年以上、同じドライヤーを使っていました。パナソニック「ナノケアドライヤー」のEH-NA96-W(廃盤)。
なかなか壊れないドライヤーですが、一般的には何年くらいで買い替えるのか? と調べてみると、マーケティング的には「ドライヤーは3〜4年で買い替えるべき製品」とされているよう。
ふーん。まあ、10年も使っていたらナノケアの効果は期待できないだろう、とは思います。
一方で、ずっとショートヘアなので、髪の長い人と比べるとドライヤー使用時間は圧倒的にショート。
なら、3〜4年の×2倍は使えるでしょう? という元を取ろうとする考えに到るのでした。
しかし、そろそろ新しい製品を使いたい、ドライヤーの進化を知りたいと思い、いろいろ調べた末、買ったのがシャープ「Plasmacluster Beauty」IB-WX901-Wです。
ほかにも候補は2〜3ブランドありましたが、一番の決め手になったのは「これまでに持ったことのない独特な形状」でした。
もちろん、静電気を抑えて髪のダメージを抑制するプラズマクラスター、速乾、熱ダメージから髪を守る距離センサー×AIなど、具体化された機能も評価した上での購入です。
一般的な形状のドライヤーを10年使用していましたから、熱風の吹き出し部分(上)が極端に短いドライヤーが、もう珍しくてたまらないわけです。
宿泊したホテルや旅館などでも、この手のドライヤーが置いてあったことはなく、だからこそ飛びついてしまいました。
今日まで10日ほど使用してみての感想は……確かに4つの吹出口から速く強い風が出るのは感じますが、ショートヘアということもあり、そこまでの速乾性は感じないというのが本音。
髪のダメージ抑制も今は分かりません。変化がすぐに期待できるものではないでしょう。
ドライヤーだけで髪質が改善されることもない。そんな理解もしています。
良質なたんぱく質の摂取及びその吸収率を上げること、紫外線で傷ませないように髪を防御すること、頭皮の血行を良くすることなど、「全体」的に考える必要があります。
ただ、ドライヤーが新しいモノに変わったことで、髪を乾かすのは楽しくなりました。
洗面所でドライヤーを持つ時間もウキウキ。心にいい買い物をしたと思います。
Text / 池田園子