『村井さんちのぎゅうぎゅう焼き』という最高な料理本に出会った

最近、翻訳家・エッセイストの村井理子さんの作品に夢中です。初めて読んだ村井作品は1年半前に手に取った『はやく一人になりたい!』でした。

それから時を経て、今夏刊行された日記エッセイ『ある翻訳家の取り憑かれた日常』を読み、没頭してからは「ひとり勝手に村井理子フェア」を実施。

時間があれば過去の作品を読み、早く読み進めたくて夜更かしもするほど、作品群に魅せられていました。

話題書となった『兄の終い』や『全員悪人』などを読む過程でほかの村井作品を調べていて、村井さんって料理本も出していたの!? とびっくりしつつ表紙のビジュアルに惹かれて読んだのが『村井さんちのぎゅうぎゅう焼き』です。

簡単で美味しい、といった最高なキャッチコピーにも惹かれ、読んでいくうちにその美しさや素材の美味しさを楽しみたくなり、初めて「ぎゅうぎゅう焼き」をつくってみました。

Xでも写真とともに投稿しています。

ぎゅうぎゅう焼き、ワインが進みすぎて困ります。美味しかったので、数日後に食材を変えてまたつくり、遊びに来た友達にも振る舞いました。大好評。

作家軸から広がる新世界を楽しんでいます。

Text / 池田園子