「シリコンバッグ豊胸」のカウンセリングを受けるため、東京美容外科へ行ってきました。
東京美容外科は『バーキン買うなら豊胸しろ』で有名なDr.で実業家の麻生泰さんが20年前に開業した、豊胸に強いことで有名なクリニック。
余談ですが、公表されている数字によると、東京美容外科の豊胸手術数は「20年で15,000件」とのこと。
新規顧客だけでなく、他院の豊胸手術修正やリピート顧客も含まれた件数であると考えられますが、単純にならすと1年に750件、ひと月に62件、1日に2件の手術をしていることになります。
また、すべてがシリコン豊胸ではなく、他の方法もあり得るため、純粋なシリコン豊胸の件数は不明です。
この数字と日本人女性が約6,400万人いる(総務省統計局のデータより)こと、豊胸手術を行う多くのクリニックが存在すること(その合計を見られるデータは存在しませんが)を考えると、豊胸手術経験者がどれほどいるのかが気になります。
さて、カウンセリングの話です。事前に『バーキン買うなら豊胸しろ』を読み、シリコン豊胸について一通り調べ、麻生さんの発信も一部視聴した上で臨みました。
詳細な説明をしてもらうなかで、時折疑問を挟みつつ、私の胸の状態も触診してもらい、手術をする場合はどういう方法になる可能性があるか、何ccのバッグを入れるかなど、身体の個性と希望を踏まえて話していきます。
私の場合は「上半身がスリム(※医師の配慮を感じる表現)」だが、大胸筋は発達していて、大胸筋と乳腺の間にバッグを挿入する「乳腺下法」でいける、との見立てでした。
およそ8割の人が乳腺下法で対応可能です。別の代表的な方法として挙げられる大胸筋の内側にバッグを挿入する「大胸筋下法」だと、大胸筋にメスを入れることから乳腺下法より術後の痛みが強いと聞きます。
バッグ挿入のためメスを入れる位置もワキか乳房の下かを選べます。ワキであればワキのシワに沿って4cmほど切開し、傷跡が目立ちにくいのが特徴です。
「乳腺下法でワキを切る」選択肢が叶う可能性が高いと知ってほっとしたのでした。ただ、いざ切ってみると乳腺下法は無理だ、となるかもしれません。体内の組織の状態は触診だけでは分からないでしょう。
バッグの大きさについても話しました。私の希望はいわゆる巨乳ではなく、上半身の体格に合うバランスの取れた美乳です。
裸の状態で胸が丸い形で存在していれば十分で、服を着ていて目立ったり、運動の支障になったりするほどの大きな胸は望んでいないのです。
自分のために、自分が気に入った上半身になるための豊胸ですから。誰かのために行う投資ではありません。
2サイズ程度アップの希望し、手術する場合は180〜200ccのモノを入れることにしました。体重としては0.4kgほど増量することになります。
初めて触ったバッグは「むにゅっ」としていて、私のもともとの胸と同じくらいのやわらかさではないかと感じもしました。
(まだ続く)
Text / 池田園子