東京美容外科での「シリコンバッグ豊胸」カウンセリングレポート、その2です。
東京美容外科は『バーキン買うなら豊胸しろ』で有名なDr.で実業家の麻生泰さんが20年前に開業した、豊胸に強いことで有名なクリニックです。
この日、過去の豊胸手術歴についても聞かれ、すっかり記憶の彼方にあった「血液豊胸」の経験を伝えました。
2000〜2010年代に「女医ドル(女医×アイドル?)」としてメディア露出が多く、オリジナル豊胸術を生み出した女医として一世を風靡した池田ゆう子医師が経営する「池田ゆう子クリニック」で受けたものです。
自身の血液を遠心分離機にかけて血小板成分を分離し、その成分をジェル状の注入物にして胸に注射器で入れるという内容で、今にして思えば「意味ある……(涙)?」となりますが、当時は藁にもすがる思いで受けたのでした。
この手術について「注入物にFGF(細胞増殖因子)が含まれていなかったか」と確認されました。これが含まれていると、シリコン豊胸に影響がある可能性があるというのです。
当時FGFについては言及されなかったなと、遠い記憶を掘り起こそうとするものの、12年前の出来事で記憶なし。
とはいえ、胸がまったく変化しなかったことから、仮にFGFが含まれていたとしても、良くも悪くも私の身体には少しも作用しなかったことが推察されます。
「できればクリニックに確認してほしい」とのことで、カルテが残っているか微妙なラインだなと思いながらも電話してみると、現在番号が使われていないとのこと。
インスタの更新も2023年で止まっています。そうか、閉院したのか。栄光盛衰、一炊の夢。
そのことをクリニックに伝えると、確認のしようがなく、頼れるクリニックも限られてくる可能性があるため、ヒアルロン酸豊胸の他院修正(他院での手術で挿入したモノの除去など)価格で対応しますと伝えてくれました。
見た感じも揉んだ感じも、当時のジェル状の注入物は跡形もなく消え去っているような気がしますが、他院での履歴があると他院修正という形で、価格が上がってしまうんだな……と、当時安易な選択をしたことを残念に思います。
また、どのクリニックも他院修正メニューがあり、安価なモノなら10万円前後〜、高額になると数十万円〜と幅があり、他院修正単体の売上自体も相当なシェアを占めていることを予想しました。
見積りは全身麻酔や術後72時間の痛みを抑える局所麻酔薬など、諸々含めて軽く200万円を超えます。
「バーキン 価格」で検索して出てくるバーキンは300万円〜のモノが多く、バーキンよりは安いのかと思いながらも、『バーキン買うなら豊胸しろ』とは戦略的なタイトルだなあと感じもしたのでした。
私もね、バーキンより丸い胸が欲しいです。負け惜しみではなく、心からの本音。モノより経験優先という嗜好にスイッチして久しいです。
ちなみに、施術前後の写真協力というパーツモニターになれば、総計は120万円程度に着地します。それでも一般庶民の私にとって、大金であることに変わりはないのですが、ディスカウント感はありますよね……。
(まだ続く)
Text / 池田園子