宮崎で宿泊した「ホテルメリージュ」がとても優れた客室でしたので、その記録を残しておくことにします。
宮崎カーフェリーが販売する旅行商品「フェリー&ホテル ビジネスパック」で予約した際、ホテルは第二希望まで出すことになっています。
ホテルメリージュは私にとって二番手でした。しかし、結果的にとても良かったのです。
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立地は宮崎市街の中心部で、宮崎駅も徒歩圏内で、バス停も徒歩1分の距離にあり、最高としか言いようがありません。ここではホテルの客室の優秀さ+αについて書きます。
まず、十分な広さがあること。中にはベッドとデスクだけでぎゅうぎゅう、というビジネスホテルもありますが、シングルルームにも関わらず、とても広々としたお部屋でした。
続いてはベッドまわり。セミダブルサイズのベッドは珍しくありませんが、枕がふたつ置いてある点が花丸です。
脚のむくみをとる目的で「足枕」を使いたい私は、客室の枕以外にもうひとつ枕を借りられるサービス(一部のホテルでは「枕バー」的な、好きな形状や質感の枕を自由に持っていっていい取り組みがあります)があれば必ず借りるほど。
枕がひとつしか使えなければ仕方ないので、足元には枕の代わりになるモノか翌日以降に着る衣服をまとめた風呂敷を置きます。
部屋で仕事をするため、デスクも重要です。横幅120cm以上はあると思われるデスクは大きめで余裕があります。椅子もふかふかしていて、長時間座っていてもお尻が痛くなりません。
やや広めのバスルームでも「!」と感動しました。なんと、フェイスタオルが2枚あったのです。
ひとりで一般的なビジネスホテルに泊まる場合、大抵はフェイスタオル、バスタオルが1枚ずつですが、ホテルメリージュではフェイスタオル2枚、バスタオル1枚という構成。
1日目に手洗いうがいをしたり、歯磨きをしたりした際、フェイスタオルその1を使い、2日目の朝はもう1枚、フェイスタオルその2を使えると、衛生的に理想です。
ほとんどのホテルでは、フェイスタオル、バスタオルが1枚ずつなので、もう衛生とかなんとか言っている場合ではないと考えながらも、2日目の朝はバスタオルの端っこを使ってなんとかしています。
トイレで便座に座ったとき、バスルームの魅力その2に気づきました。トイレのドアを開けて用を足すと、大抵その目の前に全身鏡のあるホテルが多いです。
自宅やホテルでひとりで過ごすときは、トイレのドアを開けて用を足すクセがあるのですが(突然震災が来てドアが閉じて出られなくなるのを避けたいため)、別に用を足している自分の姿を見なくてもいい、というのが本音です。
ホテルメリージュでは全身鏡の位置がやや入口ドア寄りにあり、それも好もしいなと感じたのでした。
最後にもう一点、女性の方にお渡ししていますと渡されたのが、スキンケアセット(クレンジング・洗顔・スキンケア)でした。
これも気配りが行き届いていて、化粧水や乳液、洗顔料は2回分(当日夜と翌朝分)揃っています。
荷物を減らしたい・ホテルや温泉にあるスキンケアアイテムを使っても肌荒れしない私はありがたく使わせていただきました。
翌朝の朝食ビュッフェも美味しく、宮崎料理も豊富で大満足。また宮崎を訪れる際は利用したいです。
Text / 池田園子