「ふたりが同時に幸せ」なお金の使い方

パートナーから「来週◯◯に数日出かけてくる」と言われたら、皆さんはどうしますか?

私たちの場合。少し前に「前にも予告したけど、来週火曜から私、宮崎に行くよ」と伝えると、パートナーは1万円札をくれました。

「美味しいモノ食べておいで。その子さんが美味しいモノ食べてニコニコしてるの見るの、うれしいんだ〜。楽しんできてね」

そう言ってニコニコしながら渡してくれたのです。

(彼は私を溺愛していて、甘やかしています。私は「そんなに甘やかしたら、そのはワガママ化していくよ」と警告しながらも、その愛や甘やかしを大変ありがたく受け取っています)

これまでも私がひとりで遠出するとき、彼は1万円には満たなくても、プチ贅沢な食事ができるまとまったお金をカンパしてくれていました。

たとえば、地元・岡山で父と一緒にファジアーノ岡山の試合を観戦してくるよと言ったとき。

「お父さんに『きやす(喜八洲総本舗)』のみたらし団子とか、お土産に買って行ってあげたら? あと、ほかにも美味しいモノ買って行きなよ」と。「きやす」は私たちが気に入っている十三にある有名な老舗和菓子店です。

過去には、そのときどきのパートナーから何かプレゼントされる機会はあっても、「お小遣い」や「活動へのカンパ」的にお金をもらう機会はなかなかありませんでした。

ただ、こうして普段とは違う環境へ出かけるときにお金をもらう経験をしてみて、このお金の使い方はふたりを同時に幸せにするなあと気づきました。

岡山に帰ったときも、宮崎に行ったときも、もらったお金を使うときに、「彼が『美味しいモノを食べていい時間を過ごして』という思いでくれたお金だなあ」と実感するわけです。

そして、買い物中は「何を買おうかなー♪」と、食べている間も「美味しいモノを買った。報告しよう♪」と、文字通り頭の中に♪が湧くくらい、幸せに包まれています。

彼も私が食を楽しんでいるのを想像してうれしくなり、私も彼の気遣いや優しさを思い出して幸せになる。これを生き金と言わず、なんと言うでしょうか。

私より彼のほうが稼いでいるため、逆に私が彼にお小遣いを渡すことはしませんが、誕生日には高級ディナーをごちそうしたり、出かけた先で美味しいモノを見つけてお土産にしたり、エンタメをはじめとする何らかの体験に誘って巻き込んだりと、喜んでもらえることを想像してお金を使っています。

お金は多くの人が関心のあるテーマだと思いますし、私はお金が好きです。お金に助けられてきたし、これからもお金のエネルギーを使わせてもらうと思います。「お金をよい形で使う」ことはマイテーマでもあります。

最近、YouTubeで小田桐あさぎさんの「どうやってお金使ってる?私がお金の向き合い方と良い使い方教えます」を聴いて、お金の使い方や向き合い方について、私も考えて言語化したり、よい付き合い方について文章化したりしたいなと思い、このテーマで書いてみました。

【関連本】『女子とお金のリアル

今後もときどき、お金について綴っていきます。

Text / 池田園子