このテーマのきっかけは2023年秋頃。「自分を苦しめないルーティーン」で毎週月曜日に時間をとるという流れで私の書く時間の取り方を少し紹介しました。
▼ダイアリーとノートの一体型で1冊に全て集約しているジッパーつきのシステム手帳とペンを目の前に。最近の言葉では「書く瞑想」とか「マインドフルネス」と言えるのではないかと思います。▼
その後「いつもどのように、何を使って、手帳(ダイアリーやプランナー)を書いていますか?」と具体的にきいていただいたSAVOR LIFE編集長へのお返事的役割も担わせる気持ちで今回のエッセイに。逆に私はレターやメモをつけてギフトを送ってくださる筆まめな編集長に感化されたことも多いのですが、私の手帳づきあいはどうしても書き残しておきたいと思いました。
人それぞれ思い思いのプランナー/手帳づかいがあり、雑誌『日経WOMAN』などの女性誌でもキャリア女性の使い方も度々特集されていますが、今回はそんな「賢い使い方」を意識せず、私独特かなと思う点を紹介してみます。
・見た目はひとつの「手帳」でも、実は見えない部分にこだわりを発揮。
・私の「手帳」は数年ジッパー付バーチカル一択。
・スケジュール管理もノートテイキングも一本化。ペンも名刺も入っているから取材のときなどこれだけ持っていけばいい。別々に持ち歩かない。
・細々としたレシート、ささっと何か書いてお渡しできるステッカーメモ、ポストカードも(可愛いものを入れておくと隙間時間に眺めて心にご褒美感)。
・自分の「手帳」とひとりで向き合う時間を意識的に作る。
とまあ、こんなところでしょうか。
最後の「時間」がなかなか……という忙しい読者の方も多いと思い、個人的におすすめのタイミングとともに後述します。
ジッパー付のバーチカル(外側)も同じブランドでこれが3代目。人には見えない中身の買い替えも定期的に行っています。
ノートは基本的に「紙が無くなったら」ですが、私はダイアリーは店頭で賑わうより先に、ある日突然リフレッシュしたくなる心の動きを優先して思い切って処分し、あたらしいものを買います。
それは不思議にも新月・満月や、月の節目などが多い。ちょうどそのとき、文具店つきの大型書店にいると、気持ちよく入れ替えができて嬉しくもなります。
実はこのエッセイも、8月4日の新月の20時前後に「書き始めようかな」と筆をとりました。新月や満月は毎月ごとに星座の意味合いもありますが、定番で言われる新月の開運アクションは「あたらしいものを取り入れること」「パワーウィッシュ(願い事)をすること」。
私も毎月、自然と新月に気持ち新たになる感じがし、やっぱりこのバーチカルを開きます。月1回のリズムで私が大切にしているのは「SAVOR LIFE」の連載、そしてライフスタイルクリエイター・モデルの未来リナさんの行うジャーナリングライブ「Journal with me」に参加する時間です。
そのタイミングで必ず何かを手で書くし、自分と向き合う時間を確保できるので、何か新しいことを始めよう、現在進行形で進めようと閃きます。
新月・満月の意識に加え、スピリチュアルな感度の高い方はご存じかと思いますが、最近はSNSのトレンドワードにも上る「水星逆行」、2024年は3回起こるその2回目(8/5〜29)が先月1ヶ月ほど続きました。この期間はトラブルやアクシデントが起こりやすい悪い期間と言われがちですが、以下のように「やると良いこと」もあると識者が書いていました。
水星逆行中にやると良いこと
◎見直し/やり直し/振り返り
◎読書/勉強/練習
◎文章を書く/紙に書き出す
◎点検/メンテナンス
◎契約書など書類の整理
◎掃除・断捨離
◎データのバックアップ
◎疎遠になっている人に連絡を取ってみる
……
ひとりの占星術研究家さん曰く、8月4日の新月が明けてすぐスタートした「水星逆行」期間だけは「あたらしいことはスタートしない」べきという説もありましたが、終わって心機一転9月です。
そろそろ9月3日の新月、またはその先でも、新月のタイミングに「なにかひとつ」と思った方は、上記を参考に、手帳の見直しや、ご自身との手帳づきあい(時間作り)の見直しをしてみてはいかがでしょうか。
最後に私ごとですが、来月から「いつも心にご褒美を」を少々休載します。
年明けには戻ってくる予定ですが、暑さが喉元過ぎても、皆さんが健やかで穏やかな日常を過ごせますように。
自分もまた書くことで人をハッピーにできるように、この秋も日々、健康に気をつけながら邁進していきます。
Text / Anna Koshizuka
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