「食を守る、からだをいたわる」やさしいスパイスキットを使って、インドカレーをつくりました。
スパイス関係はすべて入っていて、用意するのは玉ねぎとトマト、肉くらい。簡単につくるためのレシピメモも親切です。
過去にスパイス料理にハマったこともあり、基本的なスパイスは持っていますが、それほど多く消費することもないため、新鮮なスパイスが少量パッケージングされた、こういうキットを買うほうがいいな、とも思いました。
【関連本】『5つのスパイスだけで作れる! はじめてのインド家庭料理』
油をほぼ使わないため、とてもかろやかなカレー。まったく重さがなくて、毎日でも食べたい。
キットは食養生大学インドスパイススタジオ代表の井上亜耶さんからいただいた、同スタジオオリジナル商品。亜耶さんは管理栄養士・薬膳コーディネーターとして、主に福岡で活躍しながら、全国で食養生インド料理教室を主宰しています。
(亜耶さんのプロフィールや活動はこちらやインスタに詳しいです。亜耶さんのプライベート的な発信が好みでFacebookもよく読んでいます)
亜耶さんとの出会いは福岡時代に遡ります。合同会社Happy Concept Company代表で、飲食業やデザイン業などものづくりの仕事が得意なヒデイチさんから当時、「インドスパイス料理とワインのマリアージュを楽しめる会があるよ」と誘われたのでした。
(ヒデイチさんはさまざまな媒体で発信しています。視点が独特で文章も面白くて、本を書いてほしいような人)
インド料理もスパイスを使った料理もワインも好きな私。好きが組み合わさった会だからこそ、迷うことなく参加したのです。
インドスパイス料理のフルコースを担当したのは亜耶さん、各料理に合うワインをセレクト・サーブしてくれたのは“プリンス”というニックネームに合う高貴さを醸し出すインド出身の青年。ふたりの素晴らしいコンビネーションで、会はとても美味しく、味わい深く、大満足の時間になったのでした。
また開催されるならリピートしたいほど印象的な会です。ヒデイチさんには大いに感謝したものです。あのとき誘ってもらわなければ、あの貴重な一席に座ることはできませんでした。
会で使った大きなブルゴーニュ型グラスはお土産として提供され、今でも家でワインを飲むときに使い、贅沢な気分を楽しんでいます。安価なワインも高級なワインのような感覚に……。
遡れば、亜耶さんとつながるきっかけをくれたヒデイチさんとの出会いも奇跡的です。
生活圏内であった中央区の大宮というエリアを歩いていて、ふと目に留まった新店の看板が気になり、インスタでフォローして様子を伺い、一度目は時間的に入れず、二度目に再挑戦してみたら気に入って常連になり、やがてはヒデイチさんの奥さまとも飲み友・遊び友になったという(笑)。
出会いというのは面白いものです。何がどうつながるか分かりません。だからこそ、興味のある方向に動くことを大事にし続けたいと思っています。
Text / 池田園子