100均のマンスリー手帳が仕事で重宝するとき。

「手帳、三日坊主」といえば、私のこと。

紙の手帳を使いこなしている友人を見て、「自分も手帳を通じて自己対話ができるようになりたい」と思っては手帳を買うのだが、結局いつも続かない。

よく「二度あることは三度ある」と言うけれど、私の場合、ちょうど三度(連続ではないけれど三年)手帳を買っても、三日以内に使わなくなることがあった。

どうやら、手帳を使って自分と向き合うという行為は私には合わないらしい。

各種記録にはGoogleドキュメントやスプレッドシート、外出先ではノートを使ってメモするのが性に合っていると気づいた。

それでも、時折「手帳が欲しい」と感じることがあり、ここ2年ほどは薄いマンスリー手帳を愛用している。

スケジュール管理はGoogleカレンダーで行い、会社用と個人用の2つを使い分けている。会社用のカレンダーには、メンバー全員の公開予定も含まれていて、それを個人のカレンダーと重ねるとテトリスみたい。特にスマホで見ると、とても見づらくなる。あれはスマホで確認するものではない。

一方、個人のカレンダーは自分の予定だけだが、仕事もプライベートもすべて入れているから、月表示にするとこれまた見にくくなる。

私にとってGoogleカレンダーは、「すること」や「未来のTO DO」を管理するツールという位置づけだ。自分との約束や仕事、タスクを忘れないために活用している。

では、マンスリー手帳は何に使うかというと、プロジェクトごとに1冊使い、そのプロジェクトに関する予定だけを書き込んでいる。

たとえば、今、個人で広報支援に関わっている飯塚高校の仕事。月によって行事や部活動の試合が多く、Googleカレンダーにこれらすべてを入れてしまうと、私のカレンダーはますますテトリス状態を超えてしまう。だから「飯塚高校プロジェクト専用」として1冊の手帳を使っている。

広報的に打ち出す行事や試合などを中心に、前月に翌月の予定を書き込み、ニュース制作に役立てている。見開きで当月と次月の予定が一目で把握できる点が便利で、仕事のときは机に広げていつでも見て、新たな書き込みができるように。

さらに今年、別のプロジェクトでもマンスリー手帳が必要になり、先日「キャンドゥ」で予備も含めて3冊購入してきた。しめて330円。

見開きで予定を確認して全体把握をしたいだけなので、余計な機能は求めていないし、高い手帳でなくてもOK。

ただ、こんなに安くていいのかと申し訳なく感じるほどのクオリティで、1冊110円という価格には驚かされる。

Webと紙。臨機応変に使い分けている。

Text / 池田園子

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