残り物を包んで焼くだけ! レシピ不要の簡単リメイク料理

カレー リメイク
かぼちゃ煮 リメイク
素麺 リメイク

これまで私がよく検索していたワードです。

以前「材料まとめ切り」で料理がラクになったことを書きましたが、切ること以外でも料理をラクにしたいと欲が出てきて、冒頭のように検索して新たな方法を探っていました。

鍋の残りを利用してカレーにしたり、少し残ったハンバーグでミートソースを作ったりと、リメイク料理は以前からよく作っていました。
しかし、料理ごとにリメイク方法が違うため、時に悩み、検索に時間がかかってしまうことも。
いろいろな料理に対応できる方法があればと思い、よく作る料理とこれまで試したリメイク方法を分析しました。

そして行き着いたリメイクが「包む」という方法。
前日のおかずを、包んで焼く。
それだけなのに、なぜか昨日より美味しいと思えるおかずに変身します。

我が家の包むリメイク方法は、主に2種類。

1.春巻きの皮でひたすら巻いて揚げ焼き

頻繁に作るのが、春巻きの皮で残りものを巻いて焼いたもの。
何も考えず、とにかく巻いて、どんどん焼いていきます。

カレーが残ってるんだけど……。
→ごはんとカレーを混ぜ、皮にのせたらとろけるチーズをパラパラっとのせて巻く。

パスタはいける?
→パスタも巻きます。子どもたち大喜びです。

煮物や肉じゃがは?
→水気をきって、具材を少し小さめにつぶして巻きます。水分を含む具材は、皮を半分に切って細長く巻くとベチャっとなりにくく食べやすいです。

具材に火が通っているため、皮がこんがり焼けたらOK。
皮が重なっている部分は火が通りにくいため、皮が生のままにならないよう少し多めの油で揚げ焼きにします。
春巻きの皮は大きくて包みやすく、餃子や焼売を作るよりも簡単です。
しかも餃子のように何十個も作る必要ありません。
皮が残ったときは、1cm幅に切って焼くとパリパリ食感のおつまみになります(スパイスをたっぷりかけるのがお気に入り)。

2.たこ焼き器で焼売風おかず

焼売を作るときは、タネを包むのが難しいためタコ焼き器を使っています。
薄く油をひいたタコ焼き器に焼売の皮をセットし、そこにタネを入れ、はみ出した皮を具材の上に覆いかぶせて蒸し焼きに(フタがなければアルミホイルを代用)。

これを応用して、残りものを使った焼売風おかずを作ります。
野菜炒め、ポテトサラダ+トマトソース、かぼちゃ煮+チーズ、など。
具材には火が通っていますが、蒸さないと皮が生のままになってしまうので、少し蒸すのがおすすめです。
我が家では、たこ焼き器の半分で焼売風おかず、残り半分の穴に出汁醤油で味付けしたご飯をギュウっと詰め、焼きおにぎりにすることも。
「このおかずいけるかな?」と実験的にワイワイ作れるところは、手作りだからこその楽しみです。

主菜を毎日変え、栄養バランスや彩りを考えて作られた食事は素晴らしいですが、私は基本的に、毎日違うものを食べないといけないとは思っていません。
もし家族から何か言われても「(目が笑っていない笑顔で)文句あるなら自分で作ってくださいね」のスタンスで料理していますし、家族のために作る料理は毎日変えるべきだという考えを子どもが持ってしまうことを危惧しています。

毎日誰かのために食事の用意をする人間にとって、時に料理は頭を悩ませ、疲れさせるもの。
だからといって毎日同じおかずだと、自分も飽きてしまう。
それなら少しのリメイクで、一から料理する回数を減らせると負担が減るのではないでしょうか。
よその食卓と比べず、自分が疲れないことも大切に、これからも料理を楽しみたいです。

Text / Asako Yano

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