漆原直行さんが主催するライター向けイベントに参加しました。シリーズ最終回(10回目)で、これまでとは少し異なり、編集者をゲストに招いて「仕事しやすいライターとは?」や「編集者とライターの関係」といった、編集者とライターの協働についても話し合われる場でした。
登壇者(幻冬舎の竹村優子さんと私)として、「編集者とはどんな仕事か?」「自分はどんな編集者か?」「ライターに求めるスキルとは?」など、いくつかのテーマに対する自分なりの答えを用意しておく必要がありました。
普段から漠然と考えている内容ではあるものの、人に伝わる形で話すには、ある程度言語化する必要があり、新幹線での移動中に改めて整理しました。その結果、「編集者とは」という問いに対する私の定義が、次のような形になりました。
編集者の役割
目的とする制作物に対し最良のチームを組成し、必要な雑事もこなしながらチームを先導する存在。ただし、チーム内に優れたリーダーシップを発揮できるクリエイターがいる場合、その役割を任せ、その人を支援しながら全体のバランスを整えることも
3時間半、濃かった!
ありがとうございました🙏#漆原さんライター講座 https://t.co/hPI5otBIcg— 池田園子🟤 (@sonokoikeda) October 26, 2024
日常的にこのような定義を深く考え、言語化する機会はなかなかありません。しかし、イベントに登壇して人前で自分の考えを話すことで、改めて言葉にするきっかけを得ることができました。話した内容がどこまで真意を伝えられたかは自信がありませんが、こういった機会を通じて、自問自答し言葉にしていくことの大切さを実感しました。
今後も、こうした登壇の機会があれば、喜んでお受けしたいと思います。さらに、自分が話を聞きたい人を招いて対話の場をつくるような自主企画にも挑戦したい。
このSAVOR LIFEという「場」もそうですが、自らが軸となってつくるのが一番楽しく、やりがいがあると思うから。
Text / 池田園子