S字フックをひとつ持ち歩くと助かる。

「S字フック」と聞くと、キッチンやお風呂場での用途を思い浮かべる人も多いかもしれません。うちでも確かに、S字フックはキッチンとお風呂場にあり、調理器具や掃除アイテムなどを吊るして使っています。そのほか、玄関の靴箱の取手にもひとつ掛けて、エコバッグを吊るしています。

そんなS字フックを「携帯」しておくと、家の外でも役立つ場面がたくさんあります。

たとえば、バッグを置いたりかけたりできないお店がときどきあります。荷物カゴがない、バッグ用のフックがない……など。

床に置きたくない人の場合、対応に困ります。荷物によっては膝の上に置けないサイズだったり、膝の上に置いていると食事しづらかったりします。

そんなとき、S字フックがひとつあると便利です。テーブルの縁や手すりに引っ掛ければ、バッグを地面に置かずに済みます。

今ふと、電車の中でも、座席上の荷物棚に荷物を置きづらいときに役立つかもしれないなと思いつきました(まだ試したことはないので、今度よく観察して検証してみます)。周囲の迷惑にならない範囲で、荷物を掛けられる場所を探してみると、新しい使い道が見つかるかもしれません。

農作業時にも使えます。私は「シェア畑」という貸し農園サービスを利用していて、そこでもS字フックが重宝。自分の区画で作業中、すぐ横の網フェンスにS字フックを掛けて荷物を吊るすと、荷物が汚れずに済むからです。

S字フックは小さくて軽いため、バッグの中に入れておいても邪魔になりません。ひとつ持っているだけで、こんなところにも使える! と感心する場面が意外とあります。外出時のバッグにひとつ忍ばせておくと、いざというときに役立つアイテムに。

こちらのS字フック専門書『コスパ最強‼S字フックみんなの超活用術』にもヒントがたくさんありますよ。

Text / 池田園子

【関連本】『コスパ最強‼S字フックみんなの超活用術