小商い(スモールビジネス)の魅力は、自分の好きや得意を生かして、誰かの困りごと・課題解決に貢献できること。最近、私が立ち上げた小商いはこちら。
ヘアレスキャット(毛のない猫)に関する専門書『ヘアレスキャットと暮らしたい: スフィンクスとバンビーノがわかる本』をKindleとペーパーバックで出版したのも、これに関連する小商いです。
ヘアレスキャットはほかの猫とは異なる特徴的な見た目だけでなく、毛がほとんどない(産毛レベルなので抜けても目立たないし、ほとんど抜けない)という特性から、猫好きだけれど毛の掃除やアレルギーに悩む人にも向くと考えられる猫種です。
ただ、文章と写真だけではその魅力が十分に伝わらないと感じていました。そこで考えたのが「猫に会いに来てふれあってもらう」アイデアです。生身のヘアレスキャットをさわり、抱っこするだけで、文章や写真のより遥かに多い情報量を持った動画で見るよりも、その実体がありありと伝わると思います。
ビジネスの伝え方は、スモールビジネスの立ち上げ方を説いた(※しかも本書を読んで24時間以内に立ち上げる、というのが目標。いいですね、このスピード感)『神速スモール起業』の手順を参考に組み立てていきました。以下がそのときのノートです。
このスモールビジネスを通して感じるのは、自分の生活そのものをビジネスにできる喜びです。すでにあるリソースで、さらに今回は初期投資0円。必要なのは、自分の「好き」を広げるマインドとやる気だけ。今後は、noteのほかにもタイムチケットなど、ほかの露出先も増やして入口を複数持つようにします。
これがうまくいけば、ブリーダーさんに登壇いただいて、ヘアレスキャットの魅力を伝えるイベントを開催したり、同じような悩みを持つ人々と小さな会を設けたり、コミュニティを作ったりすることで、自分が届けたい人だけに価値を届けられると感じています。
小さな商いは誰でもできる挑戦で、生活の一部と重なり合う取り組みをしながら、大きな満足感を得られる可能性を秘めています。気になる人は『神速スモール起業』を読んでみてください。昔読んだ『月3万円ビジネス』もよかったです。
Text / 池田園子
【関連本】『ウルトラニッチ 小さな発見から始まるモノづくりのヒント』