「バレットジャーナル+α」なノートで目標と行動を管理する。

皆さんは、自分の行動や考えをどう管理していますか? 手帳、ノート、デジタルツール? 私自身はこれまでいろいろな方法を試してきましたが、「バレットジャーナル」をベースにした方法を取り入れたところ、大きな気づきがありました。

これまではGoogleドキュメントやデジタルツールを中心に、考えたこと・思ったことを気まぐれなタイミングで文章にまとめる形で管理していました。一時期はノートに記録することも試みましたが、数ページ書いては続かなくなることが幾度となくありました。そんななか、今秋に何冊かの書籍や記事を読む中で、今の自分にはバレットジャーナルが合うのではないかと思い、11月1日からやってみることに。使っているのは無印良品の「フラットに開くノート」(A5サイズ)です。

バレットジャーナルは有名なので、ご存知の方は多いかもしれません。まずは「ベーシックなセットアップ」に忠実に、1年先までの未来においてやりたいこと・決まっていることをリストアップし、次に月ごとの目標を設定しました。その上で、月間目標を達成するために日々何をしていくかを具体的に書き出しています。さらに、その日の思い出や気持ちの動き、学んだこと、学びを具体的にどう行動に移すかといった内容も一緒に記録するようになりました。

予定管理については今もGoogle カレンダーを使っていますが、この習慣を続けてみると、これまでとは違う感覚を得られるようになりました。紙に書き出すことで1週間や1ヶ月の動きや達成度合いを俯瞰しやすくなり、大小の目標を常に意識下に置いて進められるのです。ノートには未来の自分だけでなく、過去の自分が記録されています。その振り返りが次の行動につながる。そんな実感を得られたのです。

現在はバレットジャーナルの中で、1日の仕事時間を4つのブロックに分ける方法も取り入れています。具体的には、以下のように時間を区切っています。

10時から12時
13時から15時
16時から18時
20時から22時

これらの時間帯に、その日のうちにやりたいことを入れ込み、少しでも進行させる努力をしています。仕事で多くの人と関わっていると、やるべきこと・やらなければならないことが途中で発生し、やりたいことすべてが計画通りに進むわけではありません。家事や家族のケアに使う時間もあります。

なので、8時間を完璧に活用するのは難しい。でも、2時間の枠のうち20分や30分でもいいので、その時間を「この行動に使おう」と決めることで、自然と集中力が高まり、時間という資源を大切に扱おうとする態度が生まれます。

重要なのは、やろうと決めていたことを行動に起こすことです。その時間は目標にコミットすることで、行動自体にエネルギーが満ちます。さらに、振り返りを通じて「自分がそれに対し、実質何分(何時間)使っているのか」ひいては「今日どんな生き方をしてきたのか」を可視化することで、反省することも多いですが、ときに自分を労うこともあり、明日はより良く生きようという決意にもつながります。

皆さんは、自分のやりたいことや時間をどう管理していますか。「これはいいよ」という方法があれば、ぜひコメントやSNSなどで教えてください。マネジメント手法は山ほどあれど、自分に合った方法を見つけることで、豊かな生き方になると信じています。

Text / 池田園子

【関連本】『バレットジャーナル 人生を変えるノート術

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