余らせがちな「粒マスタード」を自由に使ってみる。

皆さん、「もやし」を買っていますか? 私は週1くらいで買っていて、用途は「ナムル」「野菜炒め」「鍋」のどれか、というくらいレパートリーが固定化されていました。そんななか、新しいアイデアを試してみました。

大袈裟に言いましたが、それは「もやし炒めを粒マスタードで味付ける」というシンプルなものです。醤油も少し垂らします。

粒マスタードのプチプチ食感×もやしのシャキシャキ感のコラボレーション。少しの辛味と酸味も効いて、なかなか美味しい一品に仕上がりました。炒める工程はお馴染みですが、MY定番レシピにはない味わいに新鮮な感動を覚えました。

共に食卓を囲むパートナーも、美味しい! と喜んでくれました。これまで3パターンしか展開していなかったわけですから、間違いなく新鮮に感じたはず(笑)。ちょっとした工夫や新しい試みが、食を通じた豊かな会話につながります。

この粒マスタードは、業務用スーパーで購入した大きな瓶のもの。買ったはいいものの、なかなか使い切れそうになく、冷蔵庫の中で目が合うたびに「ちょっと待って。いい役柄を考えるから」と伝えていたところでした。

抗酸化作用や抗炎症作用が期待できるなど、栄養価においても優れている粒マスタード。調べてみるとドレッシングやマリネ、サンドイッチの具材など、幅広く使われているようでした。

今回の経験から、粒マスタードはもっと自由に使っていい調味料だと気づきました。冷蔵庫に眠りがちな大きな瓶の粒マスタードがある方は、粒マスタード=肉料理の付け合わせという“枠”を取り払って気軽に取り入れてみるといいかもしれません。

粒マスタードのプチプチ感が楽しく、ピリッとした風味がアクセントになる一品。これからも、ちょっとした冒険を楽しみながら、日々の食卓に新しさを加えていきたいと思います。

Text / 池田園子

【関連本】『マスタードの歴史

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