SNSで「これをしたらこれだけ儲かった」的な投稿を見かける頻度が高くなった気がします。多くが誰でもラクに成功を収められるようなミラクルを伝えるかのような……。顧客獲得目的の甘言に惑わされる人もいます。
対する私自身の考えとしては、「お金が入ってくる(=お金を払っていただく)」のはそんなに容易いことではない、というのが前提にあります。より正確に言うと、他者が心から満たされた状態でお金を払ってくれるのは、決して簡単なことではないということ。
サービスを提供すればその対価としてお金が入ってくるわけですが、受け取る側・支払う側双方にとって「幸せなお金のやりとり」になるかは別問題。
ここでの「幸せ」という言葉を分解してみると、こんな感情や経験が含まれます。
・感謝
・うれしい
・満たされた
・助かった
・いい気づきを得た
・行動が変わった
など
いずれも相手に具体的な変化や満足感を与える経験になっていて、だからこそポジティブな思いをもたらしています。
相手にビフォーアフターを感じさせ、さらに行動変容を起こすのは簡単なことではありません。相手の期待を超え、一歩先の満足感を提供しなければ、相手は「お金を払って良かった」とは思いません。お金をいただくことは、関係性の中で信頼と満足を積み重ねた結果です。
「お金が入ってくる」。その本質は「相手の幸せや満足感に直結する価値を提供すること」だと考えています。
決して容易いことではないと噛み締めながらも、真摯に価値提供し続ける人こそ、長く信頼を得て、幸せなお金のやりとりができると信じています。同時に、幸せなお金のやりとりができる人になりたいとも思っています。
Text / 池田園子
【関連本】『アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書』
毎日をもっと楽しむヒントをお届けします。
「SAVOR LIFE」では、生活をより豊かにするためのアイデアや情報を発信しています。会員様限定のお知らせや限定コンテンツをニュースレターでお届けします。ご登録ください!
「SAVOR LIFE」では、生活をより豊かにするためのアイデアや情報を発信しています。会員様限定のお知らせや限定コンテンツをニュースレターでお届けします。ご登録ください!