先日、康太さんのスタンドエフエムに招かれてお話ししてきました。康太さんとは、制作した「女性向け性感サービスnote」の取材を機にご縁が生まれ、その後は私のスタエフでコラボ配信していただいたり、このメディアに寄稿していただいたりと、さまざまな形で関わりを持つようになりました。
これまで康太さんとは性愛という特定のテーマで話してきたのですが、今回、私自身のキャリアや活動に興味を持っていただき、出演することになりました。その場で改めて感じたのが「“純粋な知りたい”から問いを投げかけられる快感の大きさは凄まじい」ということです。
一般的に、関係性が深まると質問は減ってくるように思います。
とくに「どうしてこの道を選んだのか」「なぜそれをしているのか」「どんな思考なのか」といったような、その人の基盤に関わるような問いは、過去に一定程度行われているもの。だから、お互いにしない。しなくなる。
けれど、今回は関係性がまだ浅いからこそ、その類の質問を久しぶりに投げかけてもらえました。これが、思いのほか気持ちよかったのです。
この快感は、かつて恋愛をしていた頃に、相手が私に興味を持って質問をしてくれたときの感覚にも近いかもしれません。ただ、恋愛には「相手を振り向かせたい」といった下心的な欲望がつきもので、それが質問という形に変質することがあります。だから「純粋な知りたい」ではない。
康太さんの場合は違います。純粋に「人として興味がある」からこそ聞いてくれる。下心のない問い、引き出そうとする姿勢こそが、今の私にとって最も快感を覚えるものでした。
一人間として興味を抱かれる。その興味が純粋なものであればあるほど、より大きな心地よさを感じる——そんな気づきがあった時間でした。
康太さんとのコラボ配信はこちらからお聞きいただけます。
Text / 池田園子
【関連本】『「良い質問」をする技術』
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