生活を良ルーティンで埋め尽くす。HIITもそう

朝の新ルーティンを追加しました。「HIIT(高強度インターバルトレーニング)」です。全力で高強度の運動を20秒、休憩を10秒。これを最低8回繰り返す、1セット4分と短時間で有酸素と無酸素運動をどちらもできるトレーニング。

脂肪燃焼や持久力UP、ミトコンドリアの機能向上(若返りにつながる)など、期待できる効果は手に入れたいものばかり。

コロナ下でジムに行けなかった頃、一時期取り組んでいたことがありましたが、そこからは遠ざかっていました。

そんな私がHIITを再開した理由は、ここ1ヶ月ほど本気でHIITをやっているパートナーの影響を受けたからです。(身近な人の良い行動から影響を受けることが多くあります。逆に悪い行動は無視!)

彼は最初は1セットから始め、今では3〜4セットを毎日やっています。最終的には7セット(合計28分)をやり切ることを目標にしているそう。強すぎ……。

自身の身体の変化、とくに若返りに関するものを聞いていたので、私もやろうと思い立ちました。ただ、やってみると初日は辛すぎると感じ、翌日背中に激しい筋肉痛が来ました。

2セット取り組んだところ、すぐに息が上がり始め、終わった後はゼーハーという荒い息遣いで床に倒れ込みました。毎日ジムへ通って筋トレをしていますが、それとは比べ物にならないしんどさだったんです。

でも、やると決めた。そうして朝、HIITをするためにYouTubeのワークアウト動画を開こうとするものの、別のことに逃げてしまいます。

「またあのキツい思いをするのか。やりたくないなあ。辛いなあ」。そんな感情が湧き上がりますが、それを一旦受け止める。「キツい。やりたくない。辛い。間違いない。苦が3拍子揃ってる」と。

この流れは想定内です。というのも、人は真新しいもの、慣れないものに対してポジティブな感情を抱かない、というのを知っているから。しかも、それがしんどいものであれば、自然と避けたい気持ちになるわけです。私にも嬉々として苦行に飛びつく性質はありません(笑)。

だから、身体が自然と動かないのも無理はないんです。とはいえ、やらない人ではいたくないし、これをやりたいんです。want to領域まで持っていきたい。

まずは3日それを続けることで、次は3週、3ヶ月と続くようになり、いつしか無意識レベルの習慣になっていて、さらにその先1年、3年……というフェーズに入ります。

最初の3日が勝負。そう考えて、ジムに行く服に着替えたあと、気分が1ミリでも乗り始めたタイミングで動画を視聴し始めて、まずは4分取り組みます。

やると決めた初日もキツかったです。私が選んでいるのはバーピー(腕立て、ジャンプ、スクワットなどを組み合わせた動き)を含むHIITで、飛ぶという動作があるからこそ、より高負荷で心拍数が上がりやすいものです。

可能なら最大心拍数の90%まで上げると、より高い効果を期待できるそうで、せっかくやるならばハードなものを選んで、意味のある時間にしたいと考えています。

「なんてヘボヘボなんだろう」。終盤はとても情けない動きをしていることでしょう。終わった直後は打ち捨てられたような状態で、5分ほど動けずにいる状態でしたが、続けるうちに変化が見えてきました。

たとえば、初日は20秒間でバーピーが7回に終わったところ、2日目には8回、3日目には9回できるようになっていたんです。

「昨日の自分より進化している」「昨日の自分を超えている」。この小さな達成感に満たされました。のちに現れてくるであろう身体の変化はもちろんですが、この感覚も味わいたいから続けようと思えるのです。さすがに1ヶ月目には30回できている、という定量的な変化は不可能でしょうが、セット数が増えたり疲れにくくなったりといった変化は見られるような気がします。

習慣が自分をつくります。それもよく分かっている。だからこそ、生活のあらゆるルーティンを良いもので埋めれば、人生はより良く満足度の高いものになる。そう信じています。

今朝で5日目となりました。3日を超えたので、ここからは3週間連続達成を目指すフェーズ に突入です。小綺麗ですこやかに人生を楽しむ中年を目指して!

Text / 池田園子

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