こんにちは。
社会人20年で転職22回・職歴44男の安憲二郎です。
ふだんは【引き寄せの仕組みと願望実現の原理】というブログを書いている者です。
ここSAVOR LIFEでは過去2回にわたってこんなお話をさせていただきました。
でね、今日は3つ目のお話ということで「戒め」について考えてみたいと思います。
「戒め」とは、いわば「制限」のことですね。
僕たちはふだん何気なく暮らしていると思いきや、実はたくさんの「制限」に縛られているんです。
「制限といったら糖質制限くらいしか思いつかないけど……」
なんて声も聞こえてきそうですが、確かに糖質制限はわかりやすいですね。
糖質を制限することで減量して、ヘルシーな体とボディラインを目指した経験がある方は多いかもしれません。
でも、そういうわかりやすい制限だけでなく、無自覚の制限というのが厄介なんです。
無自覚の制限について、同じくダイエットを例にするとこんな感じです。
・糖質制限や16時間断食など、様々な方法で減量開始
↓
・順調に減量が進む
↓
・ある一定ラインまで減量できたけど、それ以上進まない
↓
・なんか壁を超えて再び減量が進む
↓
◯でも、ここから先がまったく進まない
この◯の部分ですね。
何度ダイエットしても、どうしてもここから先に進まないというライン。
もちろん、肉体が危険信号を発信して「これ以上痩せたら危ない」というところで減量が止まるのはいいんです。
でも、そこまで達していないのにorまだもう少し落とせてもいいのに、なぜかこの先には進まない。
ここが無自覚の制限だったりするんです。
では、どうしてそんな無自覚の制限がかかるのか?
それはどのような理由でかかっているのか?
理由は人それぞれ様々ですが、考えられるのはこんなことです。
例えば、あなたはとても母親似で、髪や雰囲気もすごくそっくり。
でも、母親はシュッとしてスタイルが良く、あなたはちょっとぽっちゃり。
それだけならいいんだけど、実はあなたの母親は超がつく毒親で、そんな母親のことがあなたは大っ嫌いだったんです。
となると、あなたがダイエットで減量してスタイルが良くなると、それは大っ嫌いな母親とそっくりになることになる。
そうすると、減量してスタイル良くなりたいんだけど、同時にそこには「母親みたいになりたくない」「そんなのは絶対嫌だ!」という思いが生まれ、その思いが無自覚の制限となる。
そしてその無自覚の制限は、これ以上痩せちゃいけないという「戒め」となって、あなたの減量を無意識のうちにストップさせてしまうんです。
そしてこのような「戒め」は、ダイエットだけでなく仕事やプライベート、自分自身の在り方にも実はたくさん潜んでいます。
お給料がある一定の金額以上に上がらないとか、男性と付き合っても最後は必ず別れを告げられてしまうとか、どんなテーマ、どんな分野のことに対しても、「ここまでは行くんだけどその先に行けない」というときは、無自覚の制限=「戒め」が、発動してしまっていることが多いです。
じゃあ、いったいどうしたらいいのか。
無自覚の制限という「戒め」を解くにはどうしたらいいのか。
そこで今回は、僕の講座受講生さんにもやっていただいている、シンプルだけどとても効果がある「戒めを解くため」のワークをご紹介します 。
<ステップ1>は、「もしかしたら私は戒めを持っているのかもしれない」と思うことです。
そして「ここまでは行くんだけどその先に行けない」というパターンがあるかどうかを確かめて、パターンがあったなら、<ステップ2>「この戒めって正しいの?」と疑ってみる。
ここまで来たら、僕の過去2回の記事を読んでみて、<ステップ3>「ノールール」「フラットな視点」について考えてみてください。
そうしたら、あなたが持っていた「戒め」が、全くもって正しくない、自作自演の幻や勘違いでしかなかったと気づけます。
なぜなら、どこまでいってもこの世で唯一のルールは『ノールール』であり、『ノールール』ということは『制限なんてない』『戒めなんてない』ということだからです。
ということで、いまあなたがどんな状況でどんな暮らしをしていても、そこにはなんの制限も必要ないし、戒めも必要ありません。
「◯◯したい」と思ったらそうすることができるし、「◯◯したくない」と思ったらしなくてもいい。「しなくていい」にできるんです。
もうすぐ春がやってきます。
春は新しい命が芽吹き、明るくて暖かい季節です。
ぜひあなたの暮らしにも、春を迎えてくださいね。
Text / 安憲二郎
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【関連本】『CAN’T HURT ME 削られない心、前進する精神』
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