友人にペットシッターを頼んでいる話

ここ2ヶ月ほど、日帰りできない出張時、友人にペットシッターをお願いするようになりました。友人は我が家から3kmほど離れたところに住んでいて、自転車や電車で気軽に移動できます。

以前はプロのペットシッターに依頼していました。しかし、友人が少し前に仕事を辞めて、時間に余裕があることを知り、さらにうちの猫を気に入ってくれていて、猫も彼女になついていることもあって、「仕事」としてお願いすることにしたのです。

報酬については、プロのペットシッターではないため、1回あたりの金額を交通費込みとし、相場よりも低めに設定。うちに来たらしてほしいことや注意点などをドキュメントにとりまとめ、問題なく対応してもらえる手筈を整えています。

一番お願いしているのは猫と遊んでもらうことです。それは人がいないとできないことだから。

食事については、私が数日あるいは長時間家を空けるときは、時間と量をリモートで管理できる自動給餌器を活用しています。ただ、水替えだけは自動化できないため、それも頼んでいます。また、猫の様子に異変がないかどうか、撫でるタイミングにチェックしてもらうこともお願いしています。

友人は猫との触れ合いを楽しんでくれているため、この仕事を喜んで引き受けてくれます。そして、猫の様子を伝える写真と動画に加え、何をしたか、どんな気づきがあったかなどを丁寧にテキストにまとめて毎回送ってくれます。

彼女にとっても気分転換になり、少しではありますが、お小遣いにもなる。私にとっては友人に小さな仕事を依頼できる喜びがあり、猫も好きな人に遊んでもらえてうれしい。三者にハッピーな状態が生まれています。

この経験を通じて、身近な人に小さな仕事をお願いすることの良さを改めて実感しています。お金が回ることで経済的なプラスにもなり、信頼関係のある相手と気持ちよくやりとりできることが心地よいのです。

Text / 池田園子

【関連本】『仕事の小さな幸福

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