1週間ほど前まで、睡眠時間が5時間台の日々が続いていました。夜中の1時過ぎに寝て朝7時前に起きる生活。
「仕事のオファーが多すぎて忙しいんです」と言いたいわけではなく、実際忙しくありません。「忙しい」と言いたくも感じたくもないので、忙しくならないよう調整しながら生きています。無駄に夜更かしをしていただけです……。
すると、身体に変化が起きました。下唇裏側の粘膜部分が荒れて、一部が剥けてしまったんです。睡眠時間が足りないとき、我が身に起こる変化あるある。睡眠が5時間台とか4時間以下の日が連続すると大体こうなります。出張前などは危険。
ここ数ヶ月、朝6時台後半になると自然と目覚める日がちらほらありました。どんなに遅く寝ても長時間眠ることができない状態が続いていたんです。加齢に伴い長時間眠り続けるのが難しくなる、という現象が早くも起き始めています。
これも一部の肌荒れですし、良くない状況だと反省し、意識的に6時間以上の睡眠を確保することにしました。できるだけ0時には布団に入り、それが無理でも0時半にはという具合に。
その効果はいかに? 翌朝、明らかに粘膜の荒れが改善していました。たった1夜で。その翌日も6時間台の睡眠をとったところ、症状は7割方回復。
一般的に、健康維持のためには7時間以上の睡眠が推奨されています。健やかな脳を保つにもそれくらい必要だそう。もちろん個人差はありますが、それでも6時間以上の睡眠をとるだけで、ここまで明らかに元に戻していける一例です。
以前にも、体調不良の際に睡眠を6時間以上確保することで回復した経験はありました。最近はそれを疎かにしていましたが、今回の“実験”で改めて「睡眠は最高のメンテナンス」だと実感しました。
どんなに忙しくても、どんなにやることがあっても、眠る時間を削っていいわけがないなとも。
「とにかく寝る」。これからも最低睡眠時間6時間、理想睡眠時間7時間以上を目指し、自分自身の心身を大切に扱っていきます。起きている間、最高のパフォーマンスでいられるように。
Text / 池田園子
【関連本】『眠っている間に体の中で何が起こっているのか』
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