2025年、年明けからまだ3ヶ月足らずですが、既に私の「買ってよかったもの」リスト上位を揺るがす素晴らしい出会いがいくつかありました。
そのひとつが、ニトリの「IH・ガス火 コンパクト天ぷら鍋」。長方形の鍋にバットと網がセットになった、揚げ物用の調理鍋です。
スチール製で安定感のある天ぷら鍋は、幅24cmとコンパクトながら、900gの重さで安心して調理できます。
色は薄いグレーで、天ぷら鍋ではないような見た目が気に入ってます。
※私が購入したのはデコホーム(大型家具は扱っていない、インテリア雑貨のお店)の限定カラーであり、現在は販売しておらず。色違いの同商品がニトリで販売されています。
最初にこの商品を知ったのは、2023年12月に行った料理教室でのこと。
その教室は、キッチンスタジオではなく、講師の自宅で開催されており、料理だけでなく調理器具やインテリアなども大いに学ぶ機会となりました。
その日はクリスマス前ということもあり、イベント向けのコース料理を作りました。
天ぷら鍋が登場したのは、ゼッポリーニ(イタリアの一口揚げパン)を作るとき。
5人分の揚げ物を、この小さな鍋で? と疑問に思ったのも束の間。すぐに火が通るゼッポリーニは、スプーンですくって次々と鍋へと投入され、あっという間に20個ほど揚がりました。
調理後の片付けもラクだったこと、そして何より、自分がこの鍋を使う姿が想像できたことから、私の「欲しいものリスト」に加えられました。
しかし、特に購入を急ぐこともなく、揚げ物は琺瑯鍋や深めのフライパンで済ませていました。
転機は2025年1月初旬。
それまで揚げ物は、少ない油で揚げ焼きにしていましたが、時間が経つと食感が悪く、火の通りにも難がありました。
たっぷりの油で揚げる方が美味しいけれど、頻繁に揚げ物をしないため、その都度新しい油を大量に使うのはもったいないとためらっていました。
そんな折、博多の「ニトリ デコホーム」で偶然にもあの天ぷら鍋と再会し、購入することに。
そして現在。
面倒な揚げ物料理のハードルが下がり、使うたびに「買ってよかった」と心から思っています。理由は3つ。
1.少ない油で調理可能
コンパクトながら深さのある鍋なので、少ない油で揚げられます。油ハネが少なく、ガス台が汚れにくいのも嬉しいポイント。油にしっかりと浸かった状態で揚げられるため、結果的に時短となります。
2.コンパクトで収納場所を選ばない
この天ぷら鍋の魅力は、なんといってもコンパクトさです。バット、網、鍋がすべて重ねて収納できるため、収納場所に困りません。使用後は油をビンに移し、鍋は洗ってから他の保存容器とともに戸棚の中に片付けています。
3.食べたい分だけ少量揚げられる
在宅ワークが多い私にとって、昼食は自宅で食べることがほとんどです。以前より気軽に揚げ物を作るようになった今、この天ぷら鍋で一人分の揚げ物を作ることも増えてきました。
晩ごはんがフライの日は、衣をつけた状態の具材を余分に作り冷凍し、それをお昼に食べる分だけ揚げます。
ジュワっと揚がる音と、部屋中に広がる香ばしい匂い。アツアツの揚げたてを頬張るたびに、「あぁ、この鍋に出会えてよかった」と、思わず笑みがこぼれます。
ニトリ「IH・ガス火 コンパクト天ぷら鍋」との出会いは、料理教室での体験、そして信頼できる講師の方の言葉があったからこそ。私の生活を豊かにしてくれる日々の小さな選択は、いつも誰かとの出会いや言葉だったりします。
これまで関わってくれた方への感謝の気持ちを忘れずに、これからも日々の暮らしを丁寧に紡いでいきたいです。
Text / Asako Yano
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