お花見+αの楽しみ。セレンディピティを愛おしむ

昨日はTAROとお花見に。目的地は家からゆっくり歩いて30分ほどの場所にある服部緑地です。彼が通勤中に見つけていた、梅の花がきれいに咲くエリアを目指して、昼前からウォーキング。

花より団子なので、わくわくするような食べ物を携えて。最近の楽天スーパーセールで取り寄せたベーグルや彼が前日に買ってきてくれた「パティスリー ラ フェット」(豊中の人なら「あそこね!」と分かる人気店。美味しいです。取引先への手土産として買うことも)の焼菓子、たんぱく質補給目的のゆで卵も用意。

公園内にはStarbucks Coffeeがあり、そこで彼が抹茶ラテを買ってくれました。美味しいものたちを並べて、屋外で食べるというだけで、特別なひとときに感じられます。心地よい風を感じる中で、梅の花を眺めながらの食事は満足のいくものでした。

服部緑地は犬の散歩コースとしても人気のスポットです。多くの犬連れの方が通るため、犬好きの彼にとっては心躍る場所だと思われます。気づけば「お花見」というよりも「犬見」に。

食事を終えて彼がゴミを捨ててくれたあと、「ピットブル(アメリカン・ピット・ブル・テリア)がいたよ。見にいこう?」と戻ってきました。ピットブルといえば、なかなかお目にかかれない犬種の一種。闘犬として生み出されたこともあり、気性が荒い・怖いイメージを持たれがちですが、適切なしつけを行えば愛情深く穏やかな子に育つと聞きます。

向かった先には、2匹のピットブルを連れたご夫婦がいました。彼は少し離れた場所からうれしそうに眺めていたのですが、私は近くで見たいと思い、こんにちはと声をかけてみました。ご夫婦はフレンドリーな態度で、「ピットブルって怖がられやすいけど、そんなことはないんですよ……」とピットブル情報を笑顔で話してくれました。

その子たちはおとなしく、奥様が持っていたアイスクリームをじっと眺めています。よだれを垂らしながらも、行儀よく辛抱強く待っている姿がかわいらしく、触っていただいてもいいですよと勧めていただいたので、背中や首回りを撫でさせてもらいました。美しい毛並みで、太く短い特徴的な毛質でした。

こんなふうに、ふとしたきっかけで自然と会話が生まれたり、初対面の人ともあたたかい交流ができたりした服部緑地でのランチタイム。お花見兼犬見という、普段の生活にはない豊かな時間を過ごしました。偶然の出会いや展開をこれからも味わっていきたいです。

Text / 池田園子

【関連本】『Life is a Picnic

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