ヘアケアも「ひとつで何役」アイテムを選ぶ

なるべくなら、ひとつで何役にもなるモノを持ちたいと思っています。必要以上にモノを増やさず、少ないモノで心地よく生きていきたいから。

美容系アイテムにおいても、代用できるモノを望んでいます。たとえばヘアバーム。多くがハンドクリームにも使えるようで、「ヘアバーム/ハンドクリーム」と記載された商品をよく目にします。髪と肌は構造が異なるものの、保湿という観点では同じ成分でケアできるということです。

ルシードL

▲愛用中のヘアバーム

これまでドライヤーのあと、保湿のためにヘアオイルを髪に馴染ませていました。しかし、あるとき「ドライヤーの前にヘアクリームをなじませると、ドライヤーの熱によるダメージを和らげることができる」という情報を耳にしました。

なじませて悪いことはないと考え、そのときから手持ちのスキンケア用クリームを少量とって、髪になじませてからドライヤーを当てるように。ヘアバームがハンドクリームにもなるように、肌の保湿目的で使えるものなら、髪の外部刺激からの保護・保湿にも使えるだろう、という発想です。

数値で測っているわけではありませんが、ドライヤー前に保護しておくことで髪がパサつきにくく、つややかになったような感覚があります。髪専用のクリームを買わなくても、すでにある何かで代用できるというのは、心地よい発見でした。

ヘアオイルは髪専用のを使っていますが、これについても今後は「髪や顔、身体に使えるオイル」を探していきたいと思っています。

ヘアバームを使ったあとは、手に残ったものをそのまま手の甲になじませています。夜寝る前にはギフトでいただいたハンドクリームを使っていますが、日中は手を洗う機会が多いため、バームの余りを使って保湿するのは自然な流れになりました。

こうした工夫を通じて、ひとつで何役もこなせるアイテムを日々の暮らしに取り入れることができると、生活がかろやかになっていくのを感じます。これからも、そんなアイテムとの出会いを大切にしながら、無駄なく、やさしい暮らしをしていきたいです。

Text / 池田園子

【関連本】『髪のこと、これで、ぜんぶ。

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