ハンカチは5枚あれば十分だった。

タオルハンカチ・ガーゼハンカチを14枚、手放しました。百貨店のハンカチコーナーにあるようなブランドからノーブランド、個人の作り手さんのブランドまで、実に多様なラインナップ。そして使用年数もなかなかで、中には5〜6年使い続けてきたものも。

「このデザインいいな」と思うハンカチと出会っては1枚、また1枚と徐々に増えていったのでした。「ハンカチは必需品だから、ある程度あってもよし」という考えで、枚数が増えても気にしなかったのです。とはいえ、最後にタオルハンカチを購入したのは2年前くらい。

布類を処分するときは、小さく切って食卓拭き用のクロスや雑巾にしたりして「最後まで使う」のが定番ですが、もし欲しい人がいればという考えで、ジモティーに出してみることにしました。

3年ほど前の引越し時、2〜3年使ったタオルを新調することにし「譲ります」としたところ、求める人がすぐに現れたのを覚えています。今回も同様にすんなりとお譲りすることができました。

手元に残ったのはアイロンがけ必須な未使用の布ハンカチ2枚と、未開封新品のタオルハンカチ1枚のみ。アイロンが嫌いで極力避けたいため、これだと日常使いには足りません。毎日洗濯機を回す前提で考えると、予備を含めて3枚あればちょうどいいだろうと、タオルハンカチを2枚買い足すことにしました。

ただ、ジム用に持っていけるハンカチがありません。ジムでのハンカチの用途は「運動後に手を洗う際、水気を拭き取る」のがメインで、特に上質なものでなくてもOKです。ただし、ほぼ毎日ジムに行くので、洗濯の頻度を考えても2枚は必要。

家にある布で代用できるモノはないかと探したところ、流し下の収納から、以前弟がくれたタリーズコーヒーのノベルティだという超ミニハンカチが2枚見つかりました。少量の洗い物をしたとき、水気を切るために敷く程度で、あまり出番はありませんでした。サイズは一般的なタオルハンカチの4分の1。つまり折る必要なく、そのままリュックに放り込んでいける気軽さです。

試しにそれをジムに持って行ったところ、事足りたことから、ジム用として使うことに決めました。

結果的に、ジム用にタリーズの超ミニハンカチ2枚、新たに買い足した(Amazonポイントを使って実質無料でGET)タオルハンカチ2枚、未開封だったタオルハンカチ1枚の、合計5枚で十分という結論に至りました。

この経験から、タオル類全般についても見直すきっかけとなりました。ふたり暮らしで毎日洗濯をする前提があると、フェイスタオルも10枚あれば十分ではと思うようになりました。どうしても洗濯できない日があれば、キッチンで手拭き用にしている手ぬぐいがフェイスタオルと同サイズなので、代用すればいいと考えています。

たくさん持ちすぎても場所を取るばかり。だからこそ、本当に気に入ったものだけを厳選して持ちたいところ。4月末に引っ越しを控えた今は、持ち物と向き合い、暮らしや生き方をアップデートする時期にしていきたいとも思います。

Text / 池田園子

【関連本】『1日1捨

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