「聴くコンテンツ」を日々楽しんでいます。スタンドエフエムやPodcast、YouTubeなど。YouTubeは動画コンテンツではありますが、じっと集中して画面を見ることはほとんどなく、食事をしながら見る、家事や支度をしながら聴くという、やはり聴く中心のスタイルです。
最近はスタエフがかなり面白いと感じるようになりました。自分自身の話す練習のために、毎朝7時に3~4分ほど何かのテーマについて配信するというように、毎日使っているせいもあるかもしれません。
自分の配信や友人たちの配信を聴くのと並行して、今気になっているテーマをキーワードで検索して出てきた、どこかの誰かの音声を聴くことにもはまっています。有名人ではなく、私と同じような一般の方が、そのテーマについて語っている。それを「こんな考え方があるんだな」「こんな視点もあるんだな」と、ただただ受け取るのです。
中には「この方とこのテーマについて直接話してみたい!」と思うような方もいます。一度きりの配信であっても、こうして「人に対するアンテナ」が立っていく感覚も新鮮です。
話したい特定のテーマがあっても、身近なパートナーや友人たちと語り合えるとは限りません。関心の対象は人それぞれであり、相手に振り出すのが躊躇われるテーマもあります。だからこそ、たとえ直接会話できなくても、誰かの声を通して間接的におしゃべりしているような気持ちになれるスタエフの存在は、とてもありがたいものです。
2018年のローンチから7年。「今このテーマについて聴きたい」と検索すると、確実に何かしらの配信がヒットするので、相当量のコンテンツが蓄積されているのだと想像します。かなりニッチなテーマでも語られていますから。
継続すること、プラットフォーム自体が存続していくことの大きなパワーを実感しています。スタエフという“場所”に感謝しながら、有名人ではなく「自分に近い方の人」の声に耳を傾ける。そんな楽しさを感じている今日この頃です。
Text / 池田園子
【関連本】『対話について対話しよう』
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