「今あるモノで代用できないか」という考え方を、自分の中により浸透させていきたいと考えています。「絶対に必要」ではないのに新しいモノを検索・選択する時間、買うお金を使わないということです。
朝と昼過ぎに1杯ずつ、コーヒーを飲む習慣があります。コーヒーを淹れる際には紙のコーヒーフィルターを使用していて、残数10枚くらいになると、100円ショップで新しいフィルターを購入していました。
そんな中、今回モノの整理をしている過程で、流し下にお茶パックがあるのを意識しました。あのときは、具体的かつ確かな目的を持って、昨夏に100円ショップで購入したお茶パック。店内を探し回りましたもの。しかし、その目的が何だったのかは思い出せませんし、2〜3枚使ってから使用していませんでした。つまり、目的自体も衝動的だったということです。情けない。
過去の軽率な振る舞いを反省しつつも、このお茶パックはコーヒーフィルターとして使えないだろうかと考え、パッケージをまじまじと目視してみました。すると、外袋には「お茶やコーヒーなどを飲むときに」と記載されていて、コーヒー用途も満たしていると分かりました。これまで「お茶用パック」としか認識していなかったことに気づかされたのでした。ごめん、そんなに多用途アイテムだったとは。
早速、試しにコーヒーフィルターとして使ってみることに。マグカップの上にドリッパーをセットし、その中にお茶パックを広げてコーヒー粉を入れ、上からお湯を注ぎました。問題なく、普段通り美味しいコーヒーを淹れることができました。
現在手元には約90枚のお茶パックが残っています。単純計算で1日2杯コーヒーを飲むと、月に60枚程度を使用。少なくとも1ヶ月半はこのお茶パックで代用できることになります。
もともと、なるべくひとつのもので複数の役割を果たせるアイテムを持ちたい、使いたいという思いはありましたが、今回のような小さな気づきから、改めて「今あるモノで代用できないか」という思いが芽生えました。
これからも、小さな発見や試行錯誤を積み重ねながら、今あるモノを有効活用する発想を、自分の中に浸透させていきます。
Text / 池田園子
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