「私が執着していたモノとの別れ」について綴る連載形式の雑記。#3は「アクセサリーとジュエリー」。
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まず、ピアス。10点ほど持っていました。特定のイメージに合うものがときどき欲しくなり、ハンドメイドの一点モノを中心に、少しずつ買い足していたのです。1点1,000円〜数千円といっても、それが積み重なればけっこうな支出。
そんなピアスですが、毎日つけるものではなく、おしゃれをして出かけるような特別な日にしか使いません。
結論として、多すぎました。1週間=7日。毎日違うモノをつけたとしても余ります。結果的に残したのは、着用頻度の高い3つだけです。イヤカフを含めると4つ。
ジュエリー類も見直しました。たとえば、2018年ごろに20万円ほどで購入した3連パールのネックレス。素敵だなと感じていたジュエリーデザイナーが手がけたモノで、当時は大切に思っていましたが、重量が気になり、10回も使うことがないまま保管していました。同じようなシチュエーションで購入したネックレスがもう1本あり、そちらも手放し。
「高かったから」という理由で持ち続けるのは、本当の意味でモノを大切にしているとは言えないと考え、手放す決心をしました。これらのネックレスは、母に譲ることにしました。売却に行くそうです。保証書やケースは処分しているため、子どものお小遣いレベルにしかならないでしょうが、品物が巡っていけばいいなと思っています。
ブレスレット類も手放しました。3つほど持っていましたが、結局身につけないんです。具体的な個数を把握できていない点で、日常使いする意識に欠けているし、最初から持つべきではなかったとも言えます。
出かけるときは必ず身につける腕時計、ほかはお気に入りのピアスやリングを時折つける程度で、日常生活には十分です。
必要なモノだけを残したことで、2段のジュエリーボックスの上段だけですべてを収めることができ、下段には投資関係のモノを収納するようになりました。
こうして振り返ってみると、私にとってアクセサリーやジュエリーは、思っていたほど必要なモノではありませんでした。
Text / 池田園子
【関連本】『手放すほど、豊かになる』
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