東京で社会人になってから2年に一度は引っ越しをしてきました(東京・駒込で一度だけ更新したのを除く)。2022年以降は脱東京して福岡へ。そこで2年過ごした後に大阪で1年3ヶ月、そして先日から京都と、西日本エリアで都道府県を越えて住まいを移してきました。
引っ越しのたびに欠かさず行うことがあります。それは、新しい街に暮らし始めたら、できるだけ早くアクティブに動き回ることです。
徒歩や自転車移動で、その街を自分の目で見て回ります。近隣のスーパーや個人商店を複数巡ったり、1日1回は外食に出かけたりと、その土地の空気を吸い、街に溶け込もうとします。美容院も引っ越した先で新たに探して髪を切ることで、街で生きる人と会話をするきっかけをつくっています。
こうした行動をする一番の理由は、住む場所を好きになるためです。東京に17年住んでいたときも、地元(家の近く)をぐるぐる巡って、可能な限りその街で経済活動をしようとしていました。
街を好きになると、そこでの暮らしはより楽しくなり、自然と新たな出会いも生まれます。だからこそ、地域内を積極的に動き回って「暮らすこと」を深めていきたいと考えています。
モノを買うよりも経験にお金を使うことを意識しています。地域の飲食店を利用することを筆頭に、必要な買い物をしたり、街の空気を感じながら散策したりすることは「投資」だと思っています。
京都で住み始めたのは北区に隣接する上京区です。このエリアや少し足を伸ばした先には、2年間暮らして魅せられた福岡に似た魅力を感じています。個人経営の魅力的で美味しそうな小さな飲食店が目立つのです。福岡で暮らしていた頃を思い出すようなうれしい発見でした。
それに加えて、京都ならではの歴史や文化に、歩いていればすぐ触れられるのが大きな魅力です。天満宮・天神社の総本社である北野天満宮や平野神社といった有名な神社が徒歩圏内にあり、近くを通る度にその清々しい空気を味わえることに喜びを感じています。
私は「自分が住む地域を味わい尽くしたい」という思いを持っています。そのため、なるべく明るいうちに外へ出て動き回ることを心がけています。連休中もいろいろなお店に足を運びました。以下がリストです。
#ランチ
・チャーミングチャーハン 今出川店(町中華)
・イーサン(タイ料理)
・麺屋 練之助(ラーメン)
#カフェ
・VIVOBAREFOOT KYOTO 1Fのイートイン
自分が住む地域を深く知り、味わって、愛着を持ちながら、慎ましく暮らしていきたいと思っています。
Text / 池田園子
【関連本】『新装版 京都 ものがたりの道』
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