カーテンは「必要」でした

カーテンはなくても生きていける、と思っていました。2週間ほどカーテンなし生活をしてみたのです。窓を手持ちのシーツで覆って、簡易的なカーテン代わりにして。引っ越したてで、カーテンを買うタイミングを逃していたこともありました。カーテンはかさばるので、買わないで済ませられたらいいのになあ、という考えも。

しかし。結論、カーテンは必要でした。

何時に寝ようと、朝の光で自然と目覚めてしまうのです。太陽のリズムに合わせた生活リズムをする人なら問題はないかもしれません。私の場合は23時前後に眠ることが多いのに、明け方4時には目覚めてしまう。二度寝を試みるも、眠れたのかまどろんでいただけなのか微妙な、質の低い眠りに。

アイマスクで対策できないか? と思い立ち、そのときアイマスクを持っていなかったため、手拭いを目元に巻いたことも。寝ている間にずれたり、外れたりして、意味なし。そんなこともあり、やはりカーテンは必要だという結論に至りました。

遮光性の高いカーテンを選んだことで、朝になっても光を感じづらく、眠りの質が良くなりました。カーテンがある生活のありがたみを実感しています。

*補足的な弁解*
前の家(1LDK)ではカーテン、使ってたんですよ。でも、ファミリー向け物件に引っ越して、もともと使っていたカーテンを猫の居住空間にかけているんです。猫にとって慣れた匂いの布だから。というわけで、私の現個室のカーテンは新調する必要があったものの、あえて買わずに実験してみたという感じです。

今回は色選びも楽しみました。白い壁と馴染みやすいベージュやグレー系を選ぶことが多かったのですが、今回はペールブルーを選択。自分の好きな色のなかで就寝準備をしたり、読書したりするのは気分がいいです。今回の寝室は、仕事部屋と切り分けた眠り専用の空間なので、自分の好きを存分に反映させました。

買わない暮らしを実践している私ですが、買わない・持たないことが正解ではなく、欠かせないモノはあるのだな、と気づかされました。シーツではやはり足りなかったという気づき。今ではペールブルーのカーテンを閉めて、ひとりだけの空間にいるその時間が心地よくてたまりません。

Text / 池田園子

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