「アイスコーヒー専用品」を買わずに楽しむ

暑い日、アイスコーヒーを飲みたくなります。冷たいモノは身体の内部を冷やすと知ってはいても、身体が欲するのだから素直に従います。普段は常温の水を飲んでいるからいいでしょう、と。でも、体温より低いモノを摂取すると身体は冷えるので、厳密には常温でも冷えていると考えられます。しかし、いつも白湯やお湯を飲んではいられないのが私です。

以前はスーパーでペットボトルのアイスコーヒーを買うこともありましたが、飲み終われば空のペットボトルが残り、資源回収ステーションに持っていくゴミがまたひとつ増えることに。だいたい750mlか900mlくらいの容量大きめなペットボトルを買うので、ゴミ袋がますますかさばります。

ほかの方法はないかと考え、やり始めたのが、家にあるインスタントコーヒーでアイスコーヒーをつくるという、ごくシンプルな方法でした。パッケージにはホットコーヒーのつくり方しか書かれていないため、アイスコーヒーづくりを推奨しているわけではありませんが、まあいいやと。

私が今持っているコーヒーは2種類。ひとつはハンドドリップ用のコーヒー粉末、もうひとつはネスカフェ ゴールドブレンドのインスタントコーヒー。ハンドドリップ用のは淹れるのに多少時間がかかります。あまり時間がないときやすぐに飲みたいときに頼りになるのがネスカフェ。

自己流アイスコーヒーのつくり方は簡単です。冷凍庫に常備している氷をステンレス製のマグカップにたっぷり入れ、そこにネスカフェを適当に(ホットの場合1杯につき2gが目安とのことですが、量らずざっくりと)入れます。そこへ熱湯を注いで混ぜれば、すぐにアイスコーヒーが完成。満足できる仕上がりです。

気分を変えたいときは、KINTOの小さなグラスを氷で満たし、濃いめにつくったアイスコーヒーを注いで見た目も楽しみます。家でも「お店のアイスコーヒーっぽさ」を演出するささやかな工夫です。TAROもアイスコーヒーを飲みたい、という日にはそうやって振る舞って楽しみます。ひとりで飲むときは大きめのマグで一気飲みスタイル。

この方法をとることで、アイスコーヒー専用のペットボトルや希釈タイプの製品を買わなくて済むようになりました。今のところ車がないので、自転車か徒歩での買い物です。荷物の軽量化にもなり、身体の負担を減らせます。

今のネスカフェがなくなったら「ネスカフェ ゴールドブレンド カフェインハーフ」を試しに買いたいと思っています。知的で面白い人として注目しているTokimaru Tanakaさんが紹介していた、ピンクのフタのもの。それを使ってアイスコーヒーをつくるのも楽しみです。

ほかにも「アイスコーヒーの氷」をつくって豆乳カフェオレにしたり、自宅でロックアイスをつくっていつもの氷ではなくロックアイスを使ったり、オンザロックアイスコーヒーにしたりと、「家カフェ」を楽しむ実験をいろいろしていきたいと思っています。

Text / 池田園子

【関連本】『はじめてのおうちカフェ入門

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