人柄は履歴書にも宿る

どーも、Dr.Taroです。
じめじめと蒸し暑い季節が始まりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

私はというと、ただいま新たなクリニックの立ち上げ準備に奔走しています。
中でも今、力を入れているのが「採用」です。毎日届く履歴書とにらめっこしながら、誠実で共に働ける仲間を探しています。
さて、たくさんの履歴書を見ていると、いろいろと気づかされます。
もちろん個人情報には配慮が必要ですが、ここではその中で感じた「傾向と対策」について少しだけ共有したいと思います。

履歴書というのは不思議なもので、書かれた言葉の奥にその人の“人柄”が透けて見えることがあります。
理知的な印象を受ける方もいれば、履歴と志望動機がかみ合っていない方もいたり、文章が支離滅裂に見えたりする方もいます。
文章力や表現力は人それぞれです。
とはいえ、SNS時代の今、特にテキスト中心で発信している方は、言葉を丁寧に扱う習慣が身についているように感じます。
画像中心のSNSも魅力的ですが、言葉で伝えるという行為は、やはり思考の質や人柄が現れやすいものです。

履歴書において大事なのは、「自分の強みを過度にアピールすること」ではなく、「自分という人間を誠実に知ってもらうこと」だと思います。
誤字脱字が多く、明らかに読み返していないことがわかる内容を見ると、「この人は履歴書すら丁寧に仕上げないけれど、仕事ではちゃんとやってくれるのだろうか?」と感じてしまうのも、正直なところです。
仕事には報酬が発生します。その報酬があるにもかかわらず、最初の一歩である履歴書から手を抜いてしまうとなると、信頼関係を築くのは難しくなってしまいます。

今は、資格やスキルといった「スペック」が重視される時代かもしれません。
ファイナンシャルプランナー、フラワーアレンジメント、書道、簿記……どれも素晴らしい努力の証です。ですが、組織が本当に求めているのは、まず「人としてのあり方」ではないでしょうか。
その根っこにあるのが、やはり「誠実さ」だと私は思います。
履歴書の言葉にも、日々のふるまいにも、それは必ずにじみ出ます。

Dr.Taroの採用基準、それは“誠実さ”です。
今日もそんな人に出会えることを楽しみに、履歴書と向き合っています。

Text / Dr.Taro

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