わらびもちづくりが新鮮体験で楽しかった話

初めて自分でわらびもちをつくりました。幼いころ、実家でつくってもらって以来、既製品ではない手づくりのわらびもちを食べるのは何十年ぶりでしょうか。

きっかけは業務スーパーで見かけた「わらびもち粉」です。前原製粉が出していて、一袋100円もしませんでした(業務スーパーならではの価格のよう)。これに水を加えて火にかけ、混ぜ続けるというシンプルな工程でつくれることを知り、こんなに簡単ならつくってみたい、と購入することに。

パッケージにはアレンジレシピも掲載されていて、コーヒー好きの私は「コーヒーわらびもち」に即決。つくってみると10食分以上はできたと思います。ふたり暮らしには多すぎたので、今度からは一度に一袋ではなく、半量にするのが良さそうだと学びつつ、わらびもちを手づくりするプロセス自体が新鮮で、いい時間でした。

アルミ製の雪平鍋を使ったところ、底にこびりついてしまい、洗い物だけが大変だったため、次回はテフロン加工の鍋で試すつもり。経験を経て「どうすればもっとラクに、美味しくつくれるか」と考えたり、工夫したりするのも、手を動かして慣れないことをするときの醍醐味だと感じます。

普段、私は料理をするときにレシピをあまり見ません。ベーシックな調味料を使うメニューであれば、身体が覚えているし、感覚もあるからです。でも、ほとんどしたことのないお菓子づくりは別。材料にも手順にも不慣れだからこそ、レシピとにらめっこしながら、その通りに進めていくくらい、生真面目に取り組んでいます。

たまにこうして珍しい食をつくることは、脳にいい刺激と達成感を与えてくれる感覚。今回のわらびもちづくりも、そんな良い機会となりました。

あとで調べてみると、前原製粉のホームページにはレシピがたくさん。ほかにも粉系商品をたくさん取り扱っています。いろいろ試してみたいところです。

Text / 池田園子

【関連本】『心ときめく 和のお菓子

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