出張中はトマトをフルーツ代わりに

出張のたびに、小さな気づきを拾い上げています。先日の出張でもそんな機会が。

2日がかりの仕事で、東京→京都の片道4時間(door-to-doorでの計算)移動を配慮してくださったクライアントが手配してくれた宿に一泊しました。

外で夕食をとった帰り、翌朝の食事を調達しようと、ホテル近くのスーパーへ向かいます。私は毎朝フルーツを食べるのが習慣です。出張中でもそのルーティンを崩したくない。

しかし、スーパーの売り場で立ち止まってしまいました。

一食分だけ食べたいのに、売られているのは大きな房のぶどうや5〜6個入りの柑橘系など、量が多いものばかり。カットフルーツも2食分くらい入っています。夜はフルーツを食べないので、本当に1食分だけ欲しいのよ……。

りんごもふたつで1セット。これ買うと朝りんごだけで終わっちゃう。いや、ふたつもいらんなあ。キウイはナイフがなければ食べられず、ホテルの部屋ではハードルが高い。柿なら皮ごと齧ることも可能だが。

手で剥けるみかんも1袋に何個も入っていて、「1個だけ食べたい」が叶わない。んー、どれも美味しそうではあるけれど、買えるものがない。

そんなとき目に入ったのがミニトマトでした。約10個入で150円。確かに、ミニトマトは小袋で売られていることも多いです。トマトなら夜も朝も食べられます。家で食事をするとき、昼と夜には抗酸化目的で必ずトマトを食べていることもあり、これは正解。

宿に戻ってから数個つまみ、翌朝も朝食の一部に。出張先で「フルーツ代わりにトマト」という選択肢を持てたのは、ちょっとした進化でした。

出張は回を重ねるごとに、自分にとって必要なモノ・なくてもいいモノ・代わりに使えるモノが研ぎ澄まされていく感じがあります。それは荷物の軽量化だったり、朝食の代替案だったり、時には自分のルールの見直しだったり。

気づきや試行錯誤があれば、随時文章にしていきます。

Text / 池田園子

【関連本】『LIFE PACKING 60 未来を生きるためのモノと知恵

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