最近「鶏むね肉のチャーシュー」をよくつくります。最初のきっかけは、ときどき見ている広島のフィットネスジム「レモンジム」YouTube。オーナーのおひとり、リカさんがルーティン動画のなかでレシピを紹介していたんです。お客さまから教えてもらってつくるようになったそう。
つくり方はとてもシンプルです。鶏むね肉の皮を取り、醤油・酒・みりん・水をすべて同じ分量で合わせて調理するだけ。切ったにんにくも入れます。私は一度に大きめの鶏むね肉を2枚、だいたい400〜500g使ってつくりおきをしています。調味料を50mlずつ合わせて(動画では100mlずつと紹介されていますが、50mlずつで十分足りました)、電気圧力鍋「おうちシェフプロ」で約50分。これだけで驚くほどほろほろに仕上がります。

ただ、その前に仕込みをしています。いろいろ試してみた結果、鶏むね肉は塩麹に一晩漬けると格段にやわらかくなることが分かりました。なので、買ってきた鶏肉はまず塩麹に漬けて、冷蔵庫で一晩寝かせています。
この仕込みをするのとしないのとでは、仕上がりのやわらかさに大きな差が出ます。私は鶏むね肉が少しパサついていてもあまり気にならないのですが、パートナーのTAROは敏感で、「今日は部分的に硬いところもあるね」と言ってきたこともあります。逆に、塩麹に漬けたものを使った日は「全然違う」と感動してばくばく食べていたので、その効果は間違いないと感じています。
鶏むね肉の調達場所は、最近は業務スーパーが多いです。2kgの鶏むね肉を1,300円ほどで購入できるとラッキー。人気すぎて売り切れていることもあり、あればツイてるという感じです。とてもお得ですが一度に使い切れないため、小分けにして塩麹に漬けて一部を冷凍保存しています。使うときは解凍して、先ほどの調理法で仕上げています。
煮汁もとても美味しいらしく、TAROはごはんにかけて食べるのが好きらしい。今度は生姜を加えてみてもいいかなと考えています。
脂質が少なく、高たんぱくな鶏むね肉は、まさに筋肉飯。簡単でおいしくリーズナブル。興味があればつくってみてください。美味しいのはもちろん、思った以上に簡単で、リピートしたくなるかもです。
Text / 池田園子
【関連本】『鶏むね88レシピ』
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