「白味噌どう保存する?」から生まれた知恵

「白味噌」を買うたびに、小さな悩みを抱えてきました。よくある味噌のように箱型のケースに入っていれば問題ないのですが、白味噌は袋入りで販売されていることが多く、その袋にはチャックもない。口を切った瞬間から心許ない状態になるのです。

これまでは蓋代わりとして切り口にラップをかぶせ、とりあえず乾燥しないようにしていました。でも、どこか不安定な感じ。切り口に乾いた白味噌がぽろぽろと付着するのも、ちょっとした煩わしさでした。

それでも、白味噌は手元に置いておきたい。京都に来て外食で白味噌の汁物をいただいてから、家でもあのやさしくまろやかな味を楽しみたくなったのです。

そこで今回、新たに試してみたのが「ジップロックでの収納」。袋の口は切りっぱなしのまま、丸ごと大きめのジップロックに入れてしまう。ジップロックを閉じれば密封した気分になれる。この方法が快適で、出し入れもスムーズ。これまでのラップ方式よりずっと使いやすく感じています。

調味料の扱い方ひとつで、料理の時間は快適にも煩わしくもなる。キッチンでのささやかな工夫が暮らしの質を左右するのだと、白味噌の袋を前に改めて思いました。

ただ、きっとほかにもよい方法があるはずです。もし工夫されている方がいたら、ぜひ教えていただきたいです。

Text / 池田園子

【関連本】『お味噌知る。

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