各行動の所要時間を測るススメ

「仕事をしながらも、自分のやりたいことに使う時間を増やすには？」これが私のテーマです。もっと本を読みたいし、学びたいし、書きたい。そのために日々の時間の使い方を見直し、改善する工夫をしています。

ある日、朝の行動にどれだけ時間がかかっているのかを記録してみました。「7:25歯磨き開始。洗顔とスキンケア終了、7:30。トータル5分！」といった具合に、行動単位で時計を確認していったのです。

その結果、朝食の準備と片付けに20分、歯磨きと洗顔に5分、着替えとメイクに10分で合計35分。さらにラジオ体操3分、SNS投稿5分、猫の水替え5分、掃除5分を足すと、1時間ほどでした。ゴミ出しや手間のかかる朝食がある日は、プラス10〜15分を見込めば十分です。

これまで「朝の支度には最長1時間半」とざっくり把握していましたが、実際に測ってみると、最短1時間、長くても1時間15分程度で済むと分かりました。

こうして行動ごとの所要時間を把握すると、「朝に◯分自分の時間を持ちたいなら、何時に起きればいいか」を逆算できます。時間を測るというシンプルな習慣が、生活を主体的に設計する大きな助けになっていると感じています。

Text / 池田園子

【関連本】『時間のデザイン』