昨日ジムで「あ、かっこいい人がいる」と思いました。40代くらいのこざっぱりした男性。普段は自分のトレーニングに集中していて、人の顔をじっくり見ることもありません。
でもその日は、人ひとりがやっと通れるような狭い場所で、その人が私に気づき「どうぞ」と譲ってくれたのです。しかも、目を見て。人の目をまっすぐ見る人があまりいない中で、紳士的な振る舞いと尊重されている感に、魅力を感じたのかもしれません。帰り道「今日得した気分。ふふふ」と明らかな幸福感を覚えたのです。

親切なイケメンと遭遇した、という単純な出来事。でもそれで気分が良くなるなら、人の印象や所作が持つ力は侮れません。そこで逆に思いました。もし自分が接した他人に「小綺麗な人だな」と思われ、同じようにちょっと親切な行動をしたら、その人の1日も少しだけ良くなるのかもしれない。
見た目の美しさは人によって感じ方が違うし、外見が第一とは思っていません。でも、清潔感や丁寧さが人に好印象を与えることも事実です。その出来事をきっかけに「小綺麗を目指そう」という気持ちを、もう一度そっと自分の中に取り戻しました(最近失ってた……)。あの男性ありがとう。
Text / 池田園子
【関連本】『40代の壁を乗り越える美容トレ』
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