歩みを止める言葉、進んでいく問い

最近、知人から相談を受けました。内容は「やりたいことがある。でも、なかなか進めることができない」というもの。答えは分かっていましたが、建設的な展開へ持っていくため「◯◯さんはどうしたいですか?」と尋ねてみました。

すると理想の状態を語ってくれたので「それを実現するにはどうすればいいと思いますか?」と問いを重ねました。続いて「どうすれば〜〜できそうですか?」と問うと、「難しいですね」と返答が来たため、問うのをやめました。

「難しい」と発する気持ちも分かります。私も言うことはあります。でも、これは歩みを止める言葉のひとつ。「無理」「できない」も同義語。そう口にした瞬間、人は踏み出すのを止めてしまう気がします。

最近読んだ『不毛な時間をゼロにする』にも、「よい問い」を活用して自分の時間、他者との時間の質を上げる方法が紹介されていました。「本当はどうしたい?」「どうしたらできる?」「そのためには何をする?」。自分にも人にもこの前向きな問いを。

本当にやりたいことがあるなら、できない理由はさておき「どうすればできる?」という問いと1日10分でもいいから向き合い、考える。そんなスタイルでありたいです。

Text / 池田園子

【関連本】『不毛な時間をゼロにする

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