思い込みを捨てよう。ワンデイZINE講座で決めたこと

ワンデイZINE講座」(江角悠子さん主宰)に参加しました。ZINE=本格的な製本がされた作品をイメージしがちでしたが、その思い込みはするするとほどけていきました。

「自分で印刷してホチキス留めしたものもZINEである」。『本が生まれるいちばん側で』を事前に読み、そうか、そうなのかと頷いた私。講座に足を運んだことで、その感覚はより確かなものになりました。

無名の私がZINEをつくる意味とは? そんな疑問を抱えていました。でも、ZINEは「自分のためにつくって」いいもの。多くの人に手に取ってもらうことを意図してつくるZINEもあれば、売れるかどうかはさておき、自分がつくりたいからつくるZINEもある。制作費を払うのは自分だから、他者の評価に縛られる必要はないのだと。

それが腹落ちしたとき、内側に小さく芽生えていたテーマの断片が、徐々に形を帯びてきました。つくりたい人たちと彼らの想いを否定せず、言語化できていない事柄を対話で引き出しながら、背中を押す講師。場と人々のエネルギーによって、私の気持ちも前向きになっていきました。

いつ、何のために、といった明確なゴールは未設定。それでもあの日は明らかな変化をもたらしてくれました。

Text / 池田園子

【関連本】『本が生まれるいちばん側で

毎日をもっと楽しむヒントをお届けします。
「SAVOR LIFE」では、生活をより豊かにするためのアイデアや情報を発信しています。会員様限定のお知らせや限定コンテンツをニュースレターでお届けします。ご登録ください!