3割の理解でも楽しい不思議

隣家に中欧の国から家族が引っ越してきた話の続き。昨日うちでコーヒーを飲みながら、妻であり母である女性と1時間雑談をしました。10秒で行き来できる距離。

それを経て「私は本当にラッキーだ」と感じました。英語を話す機会を日常の中で得られることは、英語の思考や感覚を呼び覚ます大きなチャンス。

彼女は英語を話しますが日本語は話せないため、会話は必然的に英語です。出てくる限りの単語と身振り手振りでコミュニケーションをしています。大変残念なことに、彼女の言っていることは3〜4割くらいしか正確に理解できません(笑)。でも楽しいから不思議です。

「私の英語力が拙いあまり、会話内容への理解がずれているかもしれない、同じことを聞いてしまうかもしれない、変な質問をしてしまうかもしれない。そのときは申し訳ない」。別れたあとLINEで伝えました。

一方で、この環境のおかげで英語を話す機会も、英文を考える機会も一気に増えました。LINEのやりとりは日本語を音声入力して整える→英語の表現を考える→DeepL翻訳で自分の英文との違いを確認して送付という流れ。早朝15分、英会話の勉強も開始。思いがけず始まった国際交流が、大切な学びの場になっています。

Text / 池田園子

【関連本】『英会話は3週間だけ続けなさい

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