約3年履いた靴下が寿命を迎えました。場所はかかとの上あたり。気づきにくい部分ですが、その日は靴を履く前に身体を斜め後ろにひねった瞬間、たまたま視界に入り、発見しました。「けっこう大きい穴……」とびっくり。
靴下は数を持っているので、それぞれの出番は限られています。白い靴下は特に使用頻度が低かったため、長持ちしたのでしょう。3年前、東京に住む小さな友達から紺の靴下との2足セットで贈られたものでした。ネイビーのはよく履いていた分、1年ほどで穴が開いたのを覚えています。ただ捨てるのではなく、一度洗濯してから保存しておき、油の多い鍋や皿を拭ってから手放しました。白い靴下も同じように「最後のひと働き」をしてもらうつもりです。

この小さな出来事を通して感じたのは「物事を見る角度を変えることの大切さ」です。
靴下の穴も、いつもと違う動作をしたからこそ気づけた。日常の中でも、見逃していることはいろいろあるでしょう。不注意な私は相当多いはず。けれど、いつもと違う角度から自分の在り方や暮らしを見つめ直せば、新たな発見がある。穴の開いた靴下が最後に教えてくれたのは、そんなささやかな教訓でした。
Text / 池田園子
【関連本】『ベルンド・ケストラーのスパイラルソックス』
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