スーパーに行くと最近、合計金額が少ない。理由ははっきりしている。お菓子を買わなくなったからだ。
ポテトチップスが50gで150円から200円くらい。軽いのに高い、と思いながら、それでも手に取ってしまうことがある。そこにグミ、チョコと気づけば500円。ときには1,000円近くなることもある。お菓子は一つひとつは小さいのに、合計するとじわじわ効いてくる金額になる。
だいたい2〜3日に一度はスーパーに行く。仮に2日に一回として、半月で7〜8回。毎回500円分のお菓子を買っていたら、月に7,000〜8,000円になる。そう考えると、あれはなかなかの存在感だったのだと思う。
それをやめた。
すると、一回の買い物が1,000円を切ることが増えた。800円台で収まる日もある。たったそれだけのことなのに、会計の数字がぐっと軽くなった。レシートを見ると、余計なものがない、という感じがする。
お菓子は好きだ。企業の努力でおいしくて買いやすいものがたくさんあるし、楽しみとしての価値もある。ただ、なくても生きていける。今の自分には、なくても困らない。
そう思えてからは、お菓子売り場に近づかないようにしている。視界に入れないようにする。見れば欲しくなるから、見ない。単純だけれど、これが一番効く。

買わない、という選択は、我慢というよりも、削ぎ落とす感覚に近い。出費が減るだけでなく、頭の中もシンプルになる。
お菓子をやめただけで、こんなに変わるのかと思う。小さく減らしただけなのに、必要なものだけになった台所の景色が、すこし違って見える。
Text / 池田園子
【関連本】『ぜんぶ、すてれば』
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